管理栄養士の過去問
第24回
公衆栄養学 問155

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問155 (訂正依頼・報告はこちら)

食育推進基本計画における食育の推進に当たっての目標値が設定されている項目である。正しいのはどれか。
  • 家庭において食育を実践している国民の割合
  • 食料自給率の向上対策を実施している市町村の割合
  • 食育の推進に関わるボランティアの数
  • 日本人の食事摂取基準を理解している国民の割合
  • 小学校における栄養教諭の配置数

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

公衆栄養学/栄養政策からの出題です。

1.食育に関しては、食育に関心を持っている国民の割合を増やすことが掲げられています。

2.自給率に関することでは、学校給食における国産食材を使用する割合の増加が掲げられています。

3.食育の推進に関わるボランティアの数の増加が挙げられていますので、正しい記載です。

4.食事内容については、栄養バランス等に配慮した食生活を送っている国民の割合の増加が掲げられています。

5.該当する項目はありません。

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02

食育推進基本計画とは食育基本法に基づいており、内閣府の食育推進会議によって計画が立てられています。目標としては次のことがあげられています。


1 食育に関心を持っている国民の割合

2 朝食または夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数

3 朝食を欠食する国民の割合

4 学校給食における地場産物を使用する割合、学校給食における国産食材を使用する割合(H25,12月基本計画一部改定により追加)

5 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている国民の割合

6 内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の予防や改善のための適切な食事、運動等を継続的に実施している国民の割合

7 よく噛んで味わって食べるなどの食べ方に関心のある国民の割合

8 食育の推進に関わるボランティアの数

9 農林漁業体験を経験した国民の割合

10 食品の安全性に関する基礎的な知識と持っている国民の割合

11 推進計画を作成・実施している市町村の割合


したがって3が正答となります。

5の小学校における栄養教諭の配置数は学校給食実施状況等調査(文部科学省)に記されています。

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03

第24回国家試験当時の第一次食育推進基本計画では
・食育に関心を持っている国民の割合
・朝食を欠食する国民の割合
・学校給食における地場産物を使用する割合
・「食事バランスガイド」等を参考に食生活を送っている国民の割合
・メタボリックシンドロームを認知している国民の割合
・食育の推進に関わるボランティアの数
・教育ファームの取組がなされている市町村の割合
・食品の安全性に関する基礎的な知識を持っている国民の割合
・推進計画を作成・実施している都道府県及び市町村の割合
の9項目に関して目標値が設定されていました。
よって正解は3.となります。

その後、第二次食育推進基本計画では11項目、第三次食育推進基本計画では21項目に目標値が設定されました。

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