管理栄養士 過去問
第29回
問40 (人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士国家試験 第29回 問40(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

腎臓に作用する生理活性物質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • カルシトニンは、カルシウムの再吸収を促進する。
  • アルドステロンは、カリウムの再吸収を促進する。
  • 副甲状腺ホルモン ( PTH ) は、リンの再吸収を抑制する。
  • バソプレシンは、水の再吸収を抑制する。
  • 活性型ビタミンDは、カルシウムの再吸収を抑制する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/腎・尿路系からの出題です。

1.カルシトニンは尿中カルシウムの排泄を促進します。

2.アルドステロンはカリウム排泄とナトリウムの再吸収を促進します。

3.正しい記載です。リンの再吸収抑制とカルシウムの再吸収促進をします。

4.バソブレシンは水の再吸収を促進します。

5.活性型ビタミンDは、カルシウムの再吸収を促進します。

参考になった数32

02

1. カルシトニンは、骨形成、腸管からのカルシウム吸収率を減らす、尿中に排泄されるカルシウムの量を増やすなどして血中カルシウム濃度を低下させます。よって誤となります。

2. アルドステロンは、腎臓からのナトリウム排泄を抑制するので誤となります。

3. 副甲状腺ホルモン(PTH)は、血中のカルシウム濃度が低下すると分泌が高まり、骨に含まれているカルシウムを血中に取り出し、腎臓に作用してリンの再吸収を抑制し、カルシウムの再吸収を促します。よって正となります。

4. バソプレシンは、抗利尿作用を引き起こし、水の再吸収を促進するので誤となります。

5. ビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに変わります。小腸の腸管からカルシウムとリンの吸収を増加させ、腎臓でカルシウムの再吸収を促進し、体内のカルシウムバランスを維持し、骨の石灰化を促進する作用があります。よって誤となります。

よって正解は、3. となります。

参考になった数10

03

正解は 3 です。

1:カルシトニンは、骨からのカルシウム放出抑制、カルシウムやリンなどミネラルの排泄促進を行います。

2:アルドステロンは、ナトリウムの再吸収を促進し、カリウムの再吸収を抑制します。

3:正答。副甲状腺ホルモン(PTH)は、リンの再吸収を抑制し、骨からのカルシウム放出促進、カルシウムの吸収促進を行います。

4:バソプレシンは、水の再吸収を促進します。血圧を上昇させる役割を果たしてます。

5:活性型ビタミンDは、カルシウムの再吸収を促進します。

参考になった数1