管理栄養士の過去問
第29回
栄養教育論 問111
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
食事療法中の人のストレスマネジメントと行動変容技法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 空腹でイライラしても3分間がまんする ------------ セルフモニタリング
- 食べたくてがまんできなくなったら運動をする ----- 認知再構成
- 特別な食事ではなく健康な食事であると考える ----- 行動置換
- 食事療法を妨害する人から遠ざかる --------------- 刺激統制
- 落ち込んだら家族に愚痴を聞いてもらう ----------- 行動契約
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この過去問の解説 (3件)
01
1:空腹でイライラしても3分間がまんするのは、反応妨害法に該当します。セルフモニタリングは自己監視法とも呼ばれ、体重や食事内容などを記録し、行動を把握する方法です。
2:食べたくてがまんできなくなったら運動をする のは、行動置換に該当します。認知再構成は、誤った認識や行動を改め、前向きな考えに改善していく方法です。
3:特別な食事ではなく健康な食事であると考えるのは、認知再構成に該当します。
4:正答。刺激統制とは、行動のきっかけを利用して行動を起こりやすくしたり、起こりにくくして制御する方法です。
5:落ち込んだら家族に愚痴を聞いてもらうのは、ソーシャルサポートの一つです。行動契約とは、自分や他人と具体的な目標を定め、その達成を約束することです。
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02
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
1.これは反応妨害法の事例です。
2.これは行動置換の事例です。
3.これは認知再構成の事例です。
4.正しい組み合わせです。行動のきっかけとなっている刺激を利用して、行動の起こりやすさをコントロールします。
5.ソーシャルサポートの情緒的サポートに該当する事例です。
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03
セルフモニタリングとは、自分の行動を観察・記録・評価する方法のことです。
反応妨害・拮抗とは、欲求を我慢することや両立しない行動に置き換える方法です。
2.認知再構成ではなく、行動置換です。
認知再構成とは、不適切な自己認識を改める方法のことです。
行動置換とは、欲求を感じた時に別の行動を起こそうとする方法です。
3.行動置換ではなく、認知再構成です。
4.刺激統制とは、先行の刺激を変えることで行動の頻度を調整する方法のことです。
問題文で考えてみると、食事療法を妨害してくる人から遠ざかることできちんと食事療法を行い継続できると考えられ、刺激統制にあてはまります。
よって、正しい答えとなります。
5.この問題文は行動変容技法のどれにもあてはまりません。
行動契約とは、目標や内容を文章に書き実行する可能性を高める方法のことです。
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