管理栄養士の過去問
第29回
臨床栄養学 問121

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問121 (訂正依頼・報告はこちら)

クリニカルパスに関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • アウトカムは、開始後に設定する。
  • 目的に、治療の標準化がある。
  • バリアンスは、パス終了後に対応する。
  • 活用により、チーム医療が不要となる。
  • インフォームドコンセントが必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2と5 です。

臨床栄養学/臨床栄養の概念からの出題です。

1.アウトカムは最終目標として開始前に設定します。

2.正しい記載です。治療の標準化と作業の効率化を目的としています。

3.バリアンスは診療の過程で発生する計画との差異なので、発生した時点で対応することになります。

4.チーム医療は不可欠です。

5.正しい記載です。治療前にインフォームドコンセントを得ます。

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02

正解は 2と5 です。

クリニカルパスは、治療の標準を定め、プログラム化したものです。標準化、時間軸、ケアの介入、バリアンス(予想外の状況のこと)の4つの考え方を元に、各病院で作成します。
医療の質の向上や在院日数短縮、チーム医療の促進、インフォームドコンセント(患者の同意を得ること)などのメリットがあります。

1:アウトカムは、開始前に設定します。

2:正答。

3:バリアンスは、発生次第対応します。

4:チーム医療を必要とします。

5:クリニカルパスによるインフォームドコンセントを得て、治療が開始されます。

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03

クリニカルパスとは、標準的な診断や必要な治療と検査、ケアの仕方などを時間軸に沿って示したもののことです。

上記の内容を踏まえて考えると、
1.アウトカムとは、開始後ではなく、開始前に設定します。
アウトカムは達成したい目標のことです。

2.正しい答えです。

3.バリアンスは、パス終了後ではなく、パス運用中に対応します。
バリアンスとは、クリニカルパスに示された基準からはずれることです。

4.クリニカルパスを活用することで、チーム医療がより順調に行えるようになります。

5.インフォームドコンセントとは、患者やその家族に対し、治療に関する十分な説明を行い、同意を得ることです。
クリニカルパスを使ってインフォームドコンセントするということなので、正しい答えです。

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