管理栄養士の過去問
第29回
臨床栄養学 問127
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問127 (訂正依頼・報告はこちら)
静脈栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 生理食塩液のナトリウム濃度は、154mEq/Lである。
- 高カロリー輸液製剤には、クロムが含まれる。
- 中心静脈栄養法と経腸栄養法は併用できない。
- 脂肪乳剤は、末梢静脈から投与できない。
- ビタミンB1欠乏では、代謝性アルカローシスを発症する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.高カロリー輸液製剤には、クロムは含まれていません。
3.中心静脈栄養法と経腸栄養法は併用できます。
4.脂肪乳剤は、末梢静脈から投与できます。
5.ビタミンB1欠乏では、代謝性アルカローシスではなく、代謝性アシドーシスを発症します。
ビタミンB1が欠乏することにより、乳酸が体内で作られるようになって、乳酸アシドーシスを引き起こします。
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02
1:正答。生理食塩液には、154mEq/Lのナトリウムが含まれています。
2:高カロリー輸液製剤には、糖質、クロール、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛などが含まれています。
3:中心静脈栄養法と経腸栄養法は、併用可能です。
4:脂肪乳剤は、末梢静脈からも投与可能です。脂肪乳剤には、必須脂肪酸が含まれており、エネルギー源となる役割も果たします。
5:ビタミンB1欠乏では、代謝性アシドーシスが起こります。
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03
臨床栄養学/傷病者・要介護者の栄養ケア・マネジメントからの出題です。
1.正しい記載です。生理食塩水には1リットルあたり9gのNaClが含まれていて、分子量58.5からナトリウム濃度が154nmol/lとなります。ナトリウムイオンは1価なので、濃度は154mEq/lとなります。
2.クロムは高カロリー輸液製剤には含まれません。
3.併用可能です。
4.中心静脈栄養を勧められることが多いものの、末梢静脈からも投与できます。
5.ビタミンB1欠乏では、代謝性アシドーシスを発症します。
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