管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問129
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
神経性食欲不振症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 好発年齢は30歳以下である。
- 過食行動がみられる。
- 月経異常がみられる。
- やせを起こす器質性疾患がない。
- リフィーディング症候群をきたすことはない。
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この過去問の解説 (3件)
01
◎神経性食欲不振症とは、拒食症とも言われ、拒食・隠れ食いなどの食行動の異常があり、著明なやせがあるが、原因となる身体疾患が見いだされないものをいいます。
発症年齢は30歳以下なので正となります。
不食、大食、隠れ食いなどの食行動の異常がみられるので正となります。
無月経がみられるので正となります。
痩せの原因と考えられる器質性疾患がないと診断基準にあるので正となります。
リフィーディング症候群とは、低栄養の状態で急に大量の炭水化物を投与すると低リン血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症のような代謝障害を起こし、痙攣、眼振、筋力低下などの症状や水分貯留によって心機能障害や呼吸障害を起こすことをいいます。飢餓や長期の栄養欠乏状態、静脈栄養法の合併症としてみられるので誤となります。
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02
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意しましょう。
リフィーディング症候群は、低栄養状態の患者に急速に高栄養を投与することによって電解質バランスが崩れ、リン不足に陥り、低血糖や低リン血症などを来たす疾患です。
神経性食欲不振症の患者は、低栄養状態にある可能性が高いので、リフィーディング症候群を引き起こす可能性があります。
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03
神経性食欲不振症に関する問題です。
○
好発年齢は、30歳以下です。
○
神経性食欲不振症では、過食行動や嘔吐などの神経性大食症が見られることがあります。
○
神経性食欲不振症では、栄養不良の結果として月経異常が見られます。
○
神経性食欲不振症の原因は精神的なものであるため、器質性疾患はありません。
リフィーディング症候群とは、極度に栄養が不足している状態にある時に糖質を中心とした過度の栄養を投与すると血中の電解質バランスが崩れてしまう状態のことです。
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