管理栄養士の過去問
第32回
栄養教育論 問104
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
妊娠初期の妊婦に対する栄養カウンセリングの初回面接である。行動変容の準備性を確認する管理栄養士の発言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 今朝、朝食に何を召し上がりましたか。
- 食事調査の結果をご覧になって、どう思われましたか。
- ご家族は、食事について、どのようにおっしゃっていますか。
- 今日お話した内容について、何か質問がありますか。
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この過去問の解説 (3件)
01
行動変容の準備性を確認するためには、本人がどう思っているのかについての把握が必要です。
1.(誤)行動変容の準備性を確認するためには『朝食の内容』ではなく『内容について本人はどう思っているのか』について聞くことが必要です。
2.(正)対象者が自分の食事状況に対してどう思っているのかを聞くことは、栄養についての知識や食事内容に対して、患者本人がどの程度関心を持っているのかを把握することに繋がります。
よってこの選択肢が最も正しいと考えられます。
3.(誤)対象者本人の準備性を把握することが目的なので、家族の反応は本人の準備性の把握にはつながりません。
4.(誤)カウンセリング後の理解度を把握するための質問なので、準備性の把握のための質問ではありません。
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02
1.(誤)行動変容の準備性を確認するのに、対象者の食事内容を伺うことはあまり関係ありません。
2.(正)この質問で、対象者の食事に対する関心度合を知ることができます。
3.(誤)対象者自身ではなく、家族に対する質問は準備性を確認するのに適切ではありません。
4.(誤)対象者が食生活に関して質問がある場合は良いですが、特に何もない時は、その後の行動変容は難しく適切とはいえません。
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03
行動変容の「準備性」とは、習慣や行動を変えることに対して対象者の心構えや準備がどのくらいできているかというものです。
1:朝食の内容を聞くことはクライアントの食習慣を確認する質問としては有効ですが「準備性」を確認する質問としては適切ではありません。
2:正解です。
クライアントの行動変容の「準備性」を確認できる質問です。
3:ソーシャルサポート(家族など周囲の人々の支援体制)を確かめる質問としては有効ですが、「準備性」を確認する質問としては適切ではありません。
4:栄養カウンセリングに対するクライアントの理解度を確認する質問としては有効ですが、「準備性」は確認できません。
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