管理栄養士の過去問
第33回
栄養教育論 問107

正解は【4】です。

この問題は、「組織づくりへの展開」ができているかがポイントです。

1.パパママ教室を受講した父親が、イクメン向けの情報をSNSで発信した。
×SNSで発信するだけでは、「組織づくりへの展開」ではありません。

2.離乳食教室を受講した母親が、育児中の友人と学んだ情報を共有した。
×友人同士の情報共有は、「組織づくりへの展開」ではありません。

3.食物アレルギー教室を受講した保護者らが、修了者のメーリングリストに登録した。
×メーリングリストの登録は、主催者と参加者の情報共有に限定されるため、「組織づくりへの展開」ではありません。

4.PTA対象の環境学習を受講した保護者らが、給食の生ごみで作った堆肥で学校菜園の運営を開始した。
○環境学習の受講者が、学習内容を生かして学校菜園の運営を組織で行っているので、「組織づくりへの展開」ができています。

5.炎症性腸疾患の患者会に参加した家族が、会のホームページで体験談を公表した。
×体験談の公表だけでは、「組織づくりへの展開」ではありません。

１．情報をSNSで発信しただけでは、組織づくりができたとは言えないので×です。

2 . 情報を共有しただけで、組織づくりはできていないので×です。

3 . メーリングリストに登録しただけでは、組織づくりができたとはいえないので×です。

4 . 学んだことを生かして集団で行動に移しているので〇です。

5 . 体験談を公表しただけでは、組織づくりができたとはいえず×です。

正解：４

　１：情報をSNSで発信する事は組織づくりへの展開とは言えません。

　２：友人との情報共有は組織づくりへの展開とは言えません。

　３：教室受講後のメーリングリストへの登録は組織づくりへの展開とは言えません。

◎４：環境学習の受講から“学校菜園の運営”という組織づくりへ展開しているため、正しい選択肢です。

　５：体験談の公表は組織づくりへの展開とは言えません。