管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問25

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

症候に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により出現する。
  • 鮮血便は、上部消化管からの出血により出現する。
  • 腹水は、右心不全により出現する。
  • 吐血は、呼吸器からの出血である。
  • JCS(Japan Coma Scale)は、認知機能の指標である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です

1:誤
浮腫は血漿膠質浸透圧の低下によって血漿中の水が
組織間に移動するため、出現します。

2:誤
タール便は上部消化管出血に多いです。
血液が胃酸によって酸化することで黒色便となります。

3:正
右心不全は右心房が十分機能しないために上・下大静脈の血液が
吸い上げられなくなり静脈系に血液が溜まります。
上大静脈では顔面浮腫、頸静脈の怒張がみられます。
下大静脈では腹水、肝腫大、下腿浮腫がみられます。

4:誤
吐血は消化器官からの出血です。
暗赤色で泡沫を含まず、胃液によって酸性を示します。
喀血は呼吸器官からの出血です。
鮮紅色で泡沫を含み、弱アルカリ性のことが多いです。

5:誤
JCSはジャパン・コーマ・スケールといい、
意識レベルを評価する指標です。

参考になった数30

02

1:×
浮腫は、アルブミン濃度の低下により、血漿膠質浸透圧が低下する事で出現します。

2:×
鮮血便は、下部消化管からの出血により出現します。
上部消化管からの出血の場合、黒いタール便となります。

3:〇
腹水は、右心不全により出現します。
左心不全では肺うっ血が出現します。

4:×
吐血は、消化器からの出血で、口から血が排出されます。

5:×
JCS(Japan Coma Scale)は、意識障害の指標です。
認知機能障害の指標は、改定長谷川式簡易知能評価スケールなどがあります。

参考になった数10

03

正答は(3)

1.(誤)
浮腫は、血漿膠質浸透圧の低下により出現します。

2.(誤)
鮮血便は、下部消化管からの出血により出現します。
タール便は、上部消化管からの出血により出現します。

3.(正)
腹水は、右心不全により出現します。

4.(誤)
吐血は、消化器からの出血によるものです。
喀血は、呼吸器からの出血によるものです。

5.(誤)
JCS(Japan Coma Scale)は、意識レベルを評価する指標の一つです。

参考になった数3