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管理栄養士の過去問 第37回 午後の部 問10

問題

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K大学で在学生を対象に調査をしたところ、体調不良と朝食内容に関連が見つかった。大学として「朝ごはん教室」を開催することとなり、目標を設定した。実施目標の項目として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
体調不良が改善した学生を、50%以上にする。
   2 .
主食・主菜・副菜を組み合わせた朝食を週2回以上食べる学生を、70%以上にする。
   3 .
学生食堂に対し、朝食の提供日数を週4日に増やすよう働きかける。
   4 .
次回の教室にも参加したいと思う学生を、80%以上にする。
   5 .
栄養バランスの良い朝食の必要性を説明できる学生を、80%以上にする。
( 第37回 管理栄養士国家試験 午後の部 問10 )
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この過去問の解説 (3件)

7

栄養教育で行う目標設定には、次の種類があります。

結果目標

栄養教育で最終的に達成したい目標(健康状態の改善やQOLに関わるもの)

【例:体重を〇キロ減らす】

学習目標

知識、スキル、態度に関する目標

【例:運動方法や適正エネルギー量について学ぶ】

行動目標

結果目標を達成するために必要な、行動に関する目標

【例:1日に〇時間運動する、間食の量を減らす】

環境目標

家庭や職場など、周囲の支援や設備に関する目標

【例:社員食堂でメニュー表にカロリーを記載する】

実施目標

学習目標、環境目標の達成に向けて、栄養教育を計画通りに実施するための目標

【例:正しい知識を得る機会を設ける】

選択肢が上記のどの目標に当てはまるのか、確認しながら解いていきましょう。

選択肢1. 体調不良が改善した学生を、50%以上にする。

〇結果目標

問題文より、今回の栄養教育で最終的に達成したい目標は、「朝ごはん教室の開催による、体調不良の改善」と考えられます。

そのため、最終目標を具体的な数値で設定した「体調不良が改善した学生を、50%以上にする」という目標は、「結果目標」となります。

選択肢2. 主食・主菜・副菜を組み合わせた朝食を週2回以上食べる学生を、70%以上にする。

〇行動目標

行動目標は、結果目標を達成するために必要な行動を設定する目標です。

「主食・主菜・副菜を組み合わせた朝食を週2回以上食べる」という行動は、結果目標の達成に必要な行動であるため、「行動目標」となります。

選択肢3. 学生食堂に対し、朝食の提供日数を週4日に増やすよう働きかける。

〇環境目標

対象者であるK大学・在学生の「学生食堂」という環境に働きかけを行うため、環境目標となります。

選択肢4. 次回の教室にも参加したいと思う学生を、80%以上にする。

正しいです。

実施目標は、学習目標、環境目標の達成に向けて、栄養教育を計画通りに実施するための目標です。

今回の「次回の教室にも参加したいと思う学生を、80%以上にする」という目標は、「朝ごはん教室」で知識、スキル、態度を身に着けるという学習目標を達成するための実施目標となります。

選択肢5. 栄養バランスの良い朝食の必要性を説明できる学生を、80%以上にする。

〇学習目標

「栄養バランスの良い朝食の必要性を説明できる」ようになるのは、知識、スキル、態度に関する目標なので、学習目標となります。

まとめ

まとめ

目標設定の問いでは、まず何を最終的な目標(結果目標)としているのかを考えることが大切です。

そしてその結果目標から、どのような学習行動環境への働きかけが必要なのか、学習や行動のために実施しておくことは何か、と考えていくと、選択肢が見分けやすくなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

栄養教育の目標設定の種類には、

「学習目標」「行動目標」「環境目標」「実施目標」「結果目標」があります。

それぞれの目標内容を理解しておきましょう。

選択肢1. 体調不良が改善した学生を、50%以上にする。

結果目標にあたります。

結果目標は、教育の成果に関わる目標であり、測定可能な結果として得られるような指標を設定することが重要です。

選択肢2. 主食・主菜・副菜を組み合わせた朝食を週2回以上食べる学生を、70%以上にする。

行動目標にあたります。

行動目標は、行動に関わる目標です。

具体的な行動内容を設定することが望ましいです。

選択肢3. 学生食堂に対し、朝食の提供日数を週4日に増やすよう働きかける。

環境目標にあたります。

環境目標は、食環境に関する目標であり、この問題では学生食堂の環境改善の目標のなります。

選択肢4. 次回の教室にも参加したいと思う学生を、80%以上にする。

実施目標にあたります。

実施目標は、栄養教育の目標を達成するために実施すべき目標のことです。

選択肢5. 栄養バランスの良い朝食の必要性を説明できる学生を、80%以上にする。

学習目標にあたります。

学習目標は、教育プログラムにおける長期目標を達成するための方向性を示す目標です。

2

栄養教育の目標設定に関する問題です。

栄養教育で行う目標設定には、次のような種類があります。

・結果目標

 最終的に達成したい目標(具体的な数値など)

・学習目標

 知識、スキルの獲得に関する目標

・行動目標

 結果目標を達成するための行動に関する目標

・環境目標

 家族の支援や職場の設備など、周囲の環境に関する目標

・実施目標

 上記目標の達成に向けて、栄養教育を計画通りに実施するための目標

選択肢1. 体調不良が改善した学生を、50%以上にする。

健康改善に関する目標は、結果(アウトカム)目標に該当します。

選択肢2. 主食・主菜・副菜を組み合わせた朝食を週2回以上食べる学生を、70%以上にする。

具体的な食行動改善に関する目標は、行動目標に該当します。

選択肢3. 学生食堂に対し、朝食の提供日数を週4日に増やすよう働きかける。

対象者の環境に働きかける目標は、環境目標に該当します。

選択肢4. 次回の教室にも参加したいと思う学生を、80%以上にする。

実施目標の項目です。

学習目標や、環境目標の達成に必要な内容に関する目標です。

栄養教育を実施する側の目標と捉えると良いでしょう。

選択肢5. 栄養バランスの良い朝食の必要性を説明できる学生を、80%以上にする。

知識やスキルに関する目標は、学習目標に該当します。

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