管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問1

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問題

第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養教育において用いられる基準・指針等と、食物の階層構造(レベル)の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 日本人の食事摂取基準 ―― 栄養素レベル
  • 栄養成分表示 ―――――― 栄養素レベル
  • 6つの基礎食品 ――――― 食品(食材料)レベル
  • 食事バランスガイド ――― 料理(食事)レベル
  • 米国のMyPlate ――――― 栄養素レベル

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この過去問の解説 (3件)

01

栄養教育において用いられる基準・指針等と、食物の階層構造(レベル)の組み合わせです。

誤っているものを答えます。

問題をみていきましょう。

選択肢1. 日本人の食事摂取基準 ―― 栄養素レベル

× 正しい答えです。

 

日本人の食事摂取基準には、栄養素について示されています

選択肢2. 栄養成分表示 ―――――― 栄養素レベル

× 正しい答えです。

 

栄養成分表示は栄養素レベルで表示されています

選択肢3. 6つの基礎食品 ――――― 食品(食材料)レベル

× 正しい答えです。

 

6つの基礎食品は食品(食材)レベルで表示されています

選択肢4. 食事バランスガイド ――― 料理(食事)レベル

× 正しい答えです。

 

食事バランスガイドは料理(食事)レベルで示されています

選択肢5. 米国のMyPlate ――――― 栄養素レベル

〇 誤っています。

 

米国のMyPlateは、食品(食材料)レベルで示されています

まとめ

栄養教育に用いられる媒体はいろいろあり、最適なものを選択できるようにしましょう。

参考になった数5

02

正解は、「米国のMyPlate ――――― 栄養素レベル」であり、この組み合わせが誤りです。

 

食物の階層構造(レベル)は、栄養素レベル<食品(食材料)レベル<料理(食事)レベルと分かれています。

MyPlateとは、1枚の皿を4つに色分けしたデザインとなっており、Grains(穀物)・Protein(たんぱく質)・Vegetables(野菜)・Fruits(果物)の4グループに分かれています。

そのためこの基準は、「食品レベル」のものです。

選択肢1. 日本人の食事摂取基準 ―― 栄養素レベル

栄養素ごとに基準が決められているため、こちらは正しいです。

選択肢2. 栄養成分表示 ―――――― 栄養素レベル

栄養素ごとに基準が決められているため、こちらは正しいです。

選択肢3. 6つの基礎食品 ――――― 食品(食材料)レベル

食品ごとに分けられている基準となるため、こちらは正しいです。

選択肢4. 食事バランスガイド ――― 料理(食事)レベル

料理ごとにSVという単位を用いている基準のため、こちらは正しいです。

選択肢5. 米国のMyPlate ――――― 栄養素レベル

誤りです。

参考になった数2

03

食物の階層構造(レベル)は、栄養素レベル、食品(食材料)レベル、料理(食事)レベルと分類され、それぞれのレベルに基準・標準があります。

 

栄養レベル:日本人の食事摂取基準

食品(食材)レベル:6つの基礎食品や3色食品群

料理レベル:主食・主菜・副菜の組み合わせや食事バランスガイド

 

これらを用いて対象者の理解度に合わせ、適正な基準・指針を選択して栄養教育を行います。

選択肢1. 日本人の食事摂取基準 ―― 栄養素レベル

(〇) 冒頭の解説の通りです。

選択肢2. 栄養成分表示 ―――――― 栄養素レベル

(〇) 冒頭の解説の通りです。

選択肢3. 6つの基礎食品 ――――― 食品(食材料)レベル

(〇) 冒頭の解説の通りです。

選択肢4. 食事バランスガイド ――― 料理(食事)レベル

(〇) 冒頭の解説の通りです。

選択肢5. 米国のMyPlate ――――― 栄養素レベル

(×) 食品(食材量)レベル

 

冒頭の解説の通りです。

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