管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問61
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問題
第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
社員食堂へのヘルシーメニュー導入を目的とした活動内容と、マーケティングプロセスに関する組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 年齢や業務内容で利用者集団を細分化する。 ―――― プロモーション戦略
- 利用者集団の中から売りたい対象者層を定める。 ―― 流通戦略
- 他のメニューとの違いや価値を明確にする。 ―――― ポジショニング
- 利用者が入手しやすい価格を設定する。 ―――――― ターゲティング
- ヘルシーメニューの導入を告知する。 ――――――― セグメンテーション
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この過去問の解説 (2件)
01
マーケティングとは、市場のニーズに合わせてそれに沿ったサービスを用いてどのように利益を上げるかを計画・実行する一連のプロセスです。
給食現場においてマーケティングとは、喫食者のニーズを把握し、満足度の高い食事を提供・評価するプロセスにあたります。
【マーケティングプロセス】
①市場調査(自社の強みと弱みを把握し、市場でのポジションと差別化ポイントを確認する)
②セグメンテーション(市場を細分化し、自社のターゲット層を特定)
③ターゲティング(②で細分化されたニーズから自社が優位になる領域を特定)
④ポジショニング(ターゲット層内における自社の立ち位置を明確にする)
⑤マーケティングミックス(具体的な施策をたてるため、フレームなど(4P分析など)を用いて検討する)
⑥実行と評価(マーケティング戦略を実行し得られた結果を評価する)
不適です。
利用者集団の細分化はセグメンテーションに該当します。
プロモーション戦略とは、マーケティングミックス内で活用される4P分析(Product、Price、Plase、Promotion)の一つです。
不適です。
対象者層の決定はターゲティングに該当します。
流通戦略は4P分析のPlaseにあたります。
正しいです。
市場における立ち位置を明確にしているため、ポジショニングに当てはまります。
不適です。
入手しやすい価格の設定は4P分析のPriceに該当します。
ターゲティングは集団ニーズの中から優位に立てる領域を決定することです。
不適です。
ヘルシーメニューの導入告知は4P分析のPromotionに該当します。
セグメンテーションは市場を細分化し、ターゲットを見定めることです。
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02
給食におけるマーケティングとは顧客のニーズとウォンツを的確に把握し、それを適合した製品(サービス)を開発し、効果的に販売することで顧客を満足させるという一連のプロセスです。
不適です。
年齢や業務内容で利用者集団を細分化するのは最適化のプロセスであるセグメンテーションです。
プロモーション戦略はマーケティングの要素4Pの1つであるpromotionであり、販売促進、広告・宣伝・人的販売パブリシティ(PR)などを行います。
不適です。
利用者の集団の中から売りたい対象者層を定めるのは最適化のプロセスであるターゲティングです。
流通戦略はマーケティングの要素4Pの1つplaceであり、流通経路の合理化、販売領域の拡大、販売場所の見直しなどを行います。
適しています。
ポジショニングは最適化のプロセスで、ターゲットとした消費者層に対して商品をポジティブに印象付けられる立ち位置を決めます。
不適です。
利用者が入手しやすい価格を設定するのはマーケティングミックスの4Pの価格戦略(price)であり、価格設定、値引き、支払い条件などを決めます。
ターゲティングは最適化のプロセスであり、細分化された消費者層からターゲットとする層を決めます。
不適です。
ヘルシーメニューの導入の告知は、マーケティングミックスの4Pである販売促進(promotion)です。
セグメンテーションは最適化のプロセスで、消費者をグルーピングして消費者層の細分化をします。
⚪︎マーケティングの最適化の3つのプロセス
①セグメンテーション
②ターゲティング
③ポジショニング
⚪︎マーケティングの4P
製品 product
価格 price
流通 place
販売促進 promotion
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