管理栄養士 過去問
第39回
問14 (午前の部 問14)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第39回 問14(午前の部 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

市町村保健センターに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 市町村は、設置しなければならない。
  • センター長は、原則として医師でなければならない。
  • 食品衛生の監視を行う。
  • 住民の健康相談を担う。
  • 地域における健康危機管理の拠点となる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

市町村保健センターとは、地域保健法に基づいて、各市町村が設置可能な、地域住民のための保健サービスを提供する施設のことです。

地域住民の健康増進と疾病予防を目的とした、保健指導や健康相談、健康診査などの事業を実施します。母子保健や感染症対策等の事業も含まれます。

選択肢1. 市町村は、設置しなければならない。

不正解です。

市町村は「設置することができる」とされており、義務ではありません。

選択肢2. センター長は、原則として医師でなければならない。

不正解です。

医師以外の職種でも、センター長を務めることが可能です。

選択肢3. 食品衛生の監視を行う。

不正解です。

食品衛生の監視・指導は保健所の業務です。

選択肢4. 住民の健康相談を担う。

正解です。

保健センターでは健康相談を担っています。

選択肢5. 地域における健康危機管理の拠点となる。

不正解です。

地域における健康危機管理の拠点となるのは保健所です。

まとめ

保健所は、保健センターを指導・支援する役割を担っており、より重要な責務を実施する機関です。

参考になった数9

02

地域保健法では「保健所」と「市町村保健センター」の設置について記載があります。

役割の違いについて理解しておきましょう。

 

選択肢1. 市町村は、設置しなければならない。

不正解です。

地域保健法では「設置することができる」と記載があるため、必須ではありません。

選択肢2. センター長は、原則として医師でなければならない。

不正解です。

医師でなければならないのは保健所です。

選択肢3. 食品衛生の監視を行う。

不正解です。

食品衛生の監視は保健所が行います。

選択肢4. 住民の健康相談を担う。

正解です。

選択肢5. 地域における健康危機管理の拠点となる。

不正解です。

地域における健康危機管理の拠点は保健所が担います。

参考になった数0

03

保健所と市町村保健センターの役割を区別しましょう。

どちらも地域保健法を根拠法としています。

保健所

疾病の予防、衛生の向上など、地域住民の健康の保持増進に関する業務を行う。

都道府県、指定都市、中核市、特別区などに設置されている。

市町村保健センター

健康相談、保健指導、健康診査など、地域保健に関する事業を地域住民に行る。

市町村に設置される。

選択肢1. 市町村は、設置しなければならない。

不正解です。

地域保健法によると、「市町村は、市町村保健センターを設置することができる」とされていますので、設置義務ではありません

選択肢2. センター長は、原則として医師でなければならない。

不正解です。

保健所長は、原則として医師でなければなりません。

選択肢3. 食品衛生の監視を行う。

不正解です。

食品衛生の監視は、保健所の役割です。

選択肢4. 住民の健康相談を担う。

正解です。

選択肢5. 地域における健康危機管理の拠点となる。

不正解です。

保健所は、地域における健康危機管理の拠点となります。

参考になった数0