管理栄養士 過去問
第39回
問17 (午前の部 問17)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第39回 問17(午前の部 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

人体を構成する細胞に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 血小板には、核が存在する。
  • 細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より低い。
  • 全ての細胞は、1つの受精卵から発生する。
  • 細胞周期のS期では、染色体が形成される。
  • マクロファージは、リンパ球から分化する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

人体の構造と機能からの設問です。細胞分裂についての知識を深めておく必要性があります。

選択肢1. 血小板には、核が存在する。

不正解です。

血小板には核はありません。

選択肢2. 細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より低い。

不正解です。

ナトリウムイオン濃度は、細胞外145mEq/L程度・細胞内15mEq/L程度で

細胞外のほうが高いです。

選択肢3. 全ての細胞は、1つの受精卵から発生する。

正解です。

1つの受精卵から細胞分裂し、発生していきます。

選択肢4. 細胞周期のS期では、染色体が形成される。

不正解です。

細胞周期とは、1つの細胞が分裂し2つの細胞を生み出す過程やその周期のことを指し、G1期・S期・G2期・M期の4期に分けられます。

S期ではDNAの複製が行われます。

染色体の形成は次のG2期に行われます。

選択肢5. マクロファージは、リンパ球から分化する。

不正解です。

マクロファージは、単球(白血球の1種)が分化することで形成されます。

参考になった数14

02

細胞に関する問題です。

選択肢1. 血小板には、核が存在する。

不正解です。
血小板には、核は存在しません。

選択肢2. 細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より低い。

不正解です。
細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より高いです。
血液中のナトリウム濃度は、136~145mEq/L程度です。
 

選択肢3. 全ての細胞は、1つの受精卵から発生する。

正解です。
全ての細胞は、1つの受精卵から発生します。
 

選択肢4. 細胞周期のS期では、染色体が形成される。

不正解です。
細胞周期のS期では、DNAの複製が行われます。
染色体の形成は分裂期に行われます。

細胞周期は、DNA合成を行う間期と分裂期に分かれており、S期は間期に該当します。
 

選択肢5. マクロファージは、リンパ球から分化する。

不正解です。
マクロファージは、単球から分化します。

参考になった数2

03

細胞に関する問題です。

選択肢1. 血小板には、核が存在する。

不正解です。

血小板には核は存在しません。

選択肢2. 細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より低い。

不正解です。

細胞外のナトリウムイオン濃度は、細胞内より高いです。

 

細胞内外で高いイオンは、

細胞内:カリウムイオン

細胞外:ナトリウムイオン

となります。

選択肢3. 全ての細胞は、1つの受精卵から発生する。

正解です。

一つの受精卵から細胞分裂をすることで分化し、組織や臓器を形成します。

選択肢4. 細胞周期のS期では、染色体が形成される。

不正解です。

細胞周期のM期では、染色体が形成されます。

S期ではDNAの複製が行われます。

選択肢5. マクロファージは、リンパ球から分化する。

不正解です。

マクロファージは単球から分化します。

リンパ球は免疫細胞(B細胞やT細胞など)に分化します。

参考になった数0