管理栄養士 過去問
第39回
問24 (午前の部 問24)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問24(午前の部 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、原因療法である。
  • 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、対症療法である。
  • リハビリテーションは、根治療法である。
  • 輸血療法は、血液浄化療法である。
  • iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

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この過去問の解説 (3件)

01

疾患の治療法は、大きく以下の2つに分けられます。

対症療法:症状緩和、改善を目的とした療法

    解熱剤、鎮痛剤、下痢止め 等

根治療法:病期の原因を取り除くことで、治癒を目指す療法

    抗がん剤治療、手術、抗菌薬投与、抗生物質投与、アレルゲン免疫療法 等

選択肢1. 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、原因療法である。

不正解です。

解熱鎮痛薬投与は、対症療法です。

選択肢2. 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、対症療法である。

不正解です。

細菌性肺炎に対する抗菌薬投与は、原因(根治)療法です。

選択肢3. リハビリテーションは、根治療法である。

不正解です。

リハビリテーションは根治療法でも対症療法でもありません。失われた機能回復や維持・向上を目的とし、様々な手法を組み合わせて実施され、対症療法とは区別されています。

リハビリテーションには、理学療法・作業療法・言語療法等があります。

選択肢4. 輸血療法は、血液浄化療法である。

不正解です。

血液浄化療法には、透析等が該当します。

選択肢5. iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

正解です。

iPS細胞の使用は再生療法です。

参考になった数7

02

治療に関する問題です。

選択肢1. 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、原因療法である。

不正解です。

発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、対症療法です。

 

選択肢2. 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、対症療法である。

不正解です。

細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、原因療法です。

選択肢3. リハビリテーションは、根治療法である。

不正解です。

リハビリテーションは、根治療法ではありません。

リハビリテーションとは、理学療法、作業療法、言語療法などがあります。

これらは機能の回復・向上を目的としているため、原因療法、根治治療のどちらにも当てはまりません。

選択肢4. 輸血療法は、血液浄化療法である。

不正解です。

透析は、血液浄化療法です。

輸血療法は失った血液を輸血で補うことなので、血液を浄化する作用はありません。

選択肢5. iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

正解です。

iPS細胞は様々な細胞に分化することができるため、再生医療に用いられます。

参考になった数1

03

治療に関する問題です。

 

原因療法:疾患の原因そのものを取り除く治療方法のこと。

対症療法:痛みの緩和等、症状を和らげて苦痛を取り除く治療方法のこと。

 

選択肢1. 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、原因療法である。

不正解です。

発熱の患者に対する解熱鎮痛剤の投与は、対症療法です。

選択肢2. 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、対症療法である。

不正解です。

細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、根治療法です。

選択肢3. リハビリテーションは、根治療法である。

不正解です。

リハビリテーションは、根治療法ではありません。

リハビリテーションとは、疾患などで機能に障害がある状態から、再び社会生活に復帰するための総合的な治療方法のことです。

今回の問題では、リハビリテーションの具体的な内容を指示されていないため、根治治療ではないという解説に留めました。

選択肢4. 輸血療法は、血液浄化療法である。

不正解です。

輸血は、輸血療法です。

輸血療法とは、多量出血などにより血液が不足した際に、ヒト由来の血液や血漿で補う補充療法の一つです。

血液浄化療法は、体液の是正や血液中の病的原因物質を取り除くことで、腎機能を代行させる透析療法などが当てはまります。

 

選択肢5. iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

正解です。

iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療です。

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