管理栄養士 過去問
第39回
問83 (午前の部 問83)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問83(午前の部 問83) (訂正依頼・報告はこちら)

日本人の食事摂取基準(2020年版)における基本的事項に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • DGの設定で対象とした生活習慣病の1つに、COPDがある。
  • DGには、エビデンスレベルが付されている。
  • 単糖は、AIが設定されている。
  • 参照体位は、性・年齢区分別の望ましい体位である。
  • 習慣的な摂取を把握するための期間は、3日間程度とされている。

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この過去問の解説 (1件)

01

選択肢中のDGとはDietary Goalの略であり、日本人の食事摂取基準における目標量を指します。

また、AIとはAdequate Intakeの略で、目安量を指します。

2020年版における改定ポイントをおさらいしておきましょう。

選択肢1. DGの設定で対象とした生活習慣病の1つに、COPDがある。

不正解です。

食事摂取基準で扱う生活習慣病は、HT・HL・DM・CKDを基本としています。

選択肢2. DGには、エビデンスレベルが付されている。

正解です。

生活習慣病の予防を目的とした指標としてDGがありますが、2020年版ではこのDGに限ってエビデンスレベルが付与されたことが、改定の大きなポイントとなっています。

選択肢3. 単糖は、AIが設定されている。

不正解です。

単糖に目安量は設定されておらず、炭水化物(糖質)全体とし考慮されています。

選択肢4. 参照体位は、性・年齢区分別の望ましい体位である。

不正解です。

参照体位は、性別・年齢区分別ではありますが、望ましい体位ではなく平均的な体位を参考としています。

選択肢5. 習慣的な摂取を把握するための期間は、3日間程度とされている。

不正解です。

日内変動を考慮し、約1ヶ月間程度を目安としています。

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