管理栄養士 過去問
第39回
問98 (午後の部 問1)
問題文
女性の健康週間に、アルコールに起因する健康問題とその予防に関する情報を、一般成人向けのウェブサイトで発信することになった。発信する情報と、関連するヘルスビリーフモデルの「認知」の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問98(午後の部 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
女性の健康週間に、アルコールに起因する健康問題とその予防に関する情報を、一般成人向けのウェブサイトで発信することになった。発信する情報と、関連するヘルスビリーフモデルの「認知」の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 男性よりも少ない飲酒量で健康問題が生じる事実 ―――― 罹患性の認知
- 飲酒以外のストレス発散方法 ―――― 重大性の認知
- おいしいノンアルコール飲料の種類 ―――― 利益の認知
- 節酒で体調が改善した女性の体験談 ―――― 障害の認知
- 生活習慣病のリスクを高める飲酒量を超えた場合 ―――― 自己効力感の認知
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この過去問の解説 (1件)
01
ヘルスビリーフモデルとは、
人が健康に良い行動を実施するかどうかを予測するためのモデルであり、
個人の考え方や信念が健康行動に影響を与えるという考え方をもとに作られています。
罹患性の認知:病気に罹患する可能性(リスク)をどう認識しているか
重大性の認知:病気に罹患した場合、どの程度不利益があるかをどう認識しているか
有益性の認知:行動変容によって得られる健康上のメリットをどう認識しているか
障害性の認知:行動変容によるデメリットをどう認識しているか
自己効力感:「自分は健康に良い行動変容をできる」という確信度
の要素から成り、組み合わさることによって実際行動を起こすかどうかを判断します。
正解です。
男性よりも少量の飲酒であっても健康問題が起きるリスクがあるという事実を対象者に把握してもらうことは、罹患性の認知にあたります。
不正解です。
飲酒以外でどういった方法をとればストレス発散となるかを提案することは、障害性の認知を低下させることに繋がります。
不正解です。
美味しいノンアルコール飲料の種類を対象者に提案することは、自己効力感を高める材料となります。
不正解です。
摂取で体調が改善した女性の体験談を共有することは、有益性の認知を高めます。
不正解です。
生活習慣病のリスクを高める飲酒量を超えた場合の影響についてを知らせることは、重大性の認知を高めます。
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