管理栄養士 過去問
第39回
問113 (午後の部 問16)
問題文
骨格筋量をアセスメントするための指標である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問113(午後の部 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
骨格筋量をアセスメントするための指標である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 腹囲
- 下腿周囲長
- フィッシャー比
- 尿中ナトリウム排泄量
- 呼吸商
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この過去問の解説 (2件)
01
骨格筋量は生体インピーダンス法やDXA法を用いることで正確に測定できます。
しかし、現場ではより簡易的にアセスメントをできる下腿周囲長を用いることが多いです。
不正解。
腹囲は内臓脂肪のアセスメントに使用します。
正解。
下腿周囲長は骨格筋量のアセスメントに使用します。
不正解。
フィッシャー比は血液中の分岐鎖アミノ酸と芳香族アミノ酸の比率を示す指標で、肝機能の評価に使用します。
不正解。
尿中ナトリウム排泄量は塩分摂取量や体内のナトリウムバランスの評価に使用します。
不正解。
呼吸商は生体内で栄養素を代謝した際に、消費された酸素の量と排出された二酸化炭素の量の比率を表しています。
この値は栄養素によって決まっており、糖質は1.0、タンパク質0.8、脂質0.7となります。
そのため、脂質は呼吸不全の患者さんのエネルギー源として有用と言われています。
アセスメントには多くの指標があります。
言葉を覚えるだけではなく、それぞれどんな値なのか、どんな時に使用するのかをセットで覚えるようにしましょう。
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02
骨格筋量のアセスメント指標はいくつかあります。
不正解です。
腹囲周囲長は、内臓脂肪の蓄積を評価する指標であり、骨格筋量のアセスメント指標とはなりません。
正解です。
下腿周囲長(CC)は骨格筋量のアセスメント指標として用いられます。
GLIM基準では男性33cm/女性32cmをカットオフ値としています。
不正解です。
フィッシャー比とは、血液中の分岐鎖アミノ酸(BCAA)と芳香族アミノ酸(AAA)の比率を表す指標で、肝機能の評価に用いられます。
不正解です。
尿中クレアチニン排泄量は骨格筋量のアセスメント指標として用いることができます。
不正解です。
呼吸商は、呼気中のCO2量/吸気中のO2量で求められます。
これを計算することで、体内で主にどの栄養素が消費されエネルギーを生み出しているか、が評価できます。呼吸器疾患(特にCOPD)患者の栄養管理において、重要な指標となります。
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