1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問32

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

排水槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 排水の腐敗の進行が速くなるため、厨房排水と汚水は同一の排水槽としない。
  • 排水槽の清掃や維持管理を考慮して、排水槽の近くに水栓を設ける。
  • 排水槽のマンホールは、維持管理を考慮して、直径45cmのものを2個設ける。
  • 排水槽の通気管は、最小管径を50mmとし、直接単独で大気に衛生上有効に開放する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

1 厨房の排水と汚水は別の排水槽に分けて排水します。

2 排水槽には、汚れ、異臭などが多くみられるので近くに水栓を設けます。

3 マンホールの直径は60cm以上のものにします。

4 上記の通りになります。

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02

排水槽に関する問題です。

選択肢1. 排水の腐敗の進行が速くなるため、厨房排水と汚水は同一の排水槽としない。

適当です。厨房排水と汚水は、排水の腐敗の進行が速くなるため同一の排水槽としません。

選択肢2. 排水槽の清掃や維持管理を考慮して、排水槽の近くに水栓を設ける。

適当です。

排水槽の清掃や維持管理のために、排水槽の近くに水栓を設けます。

選択肢3. 排水槽のマンホールは、維持管理を考慮して、直径45cmのものを2個設ける。

適当ではありません。

排水槽に限らず、維持管理を考慮した「マンホール」は「直径60㎝以上」です。

2個設けるのは正しいです。

選択肢4. 排水槽の通気管は、最小管径を50mmとし、直接単独で大気に衛生上有効に開放する。

適当です。

排水槽の通気管は本文のとおり、「最小管径を50mm」とし、直接「単独で大気に衛生上有効に開放」します。

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03

排水槽に関する問題です。

選択肢1. 排水の腐敗の進行が速くなるため、厨房排水と汚水は同一の排水槽としない。

問題文の通りです

 

厨房排水には野菜くず等の有機物や油脂類が多くあり、厨房排水が排水槽に流入すると、下水の腐敗の進行の速さ、排水ポンプの閉そく、沈殿汚泥量の増大などの原因となります。

排水槽に流入する雑排水系統に阻集器を設け、厨房排水を事前に除去する必要があります。

選択肢2. 排水槽の清掃や維持管理を考慮して、排水槽の近くに水栓を設ける。

問題文の通りです

 

排水槽内の清掃やポンプの点検のために、排水槽の設置場所には、散水栓を設けておきます。また、排水槽の近くに清掃に使用できる給水栓が設けておけば、兼用がが可能です。

選択肢3. 排水槽のマンホールは、維持管理を考慮して、直径45cmのものを2個設ける。

排水槽内部の保守点検用に、密閉型ふた付き内径 600mm 以上のマンホールを設けます。点検用マンホールは、2か所以上設置するべきです

選択肢4. 排水槽の通気管は、最小管径を50mmとし、直接単独で大気に衛生上有効に開放する。

問題文の通りです

 

排水槽には、排水や臭気が漏れないように水密で防臭構造とします。

また、通気管を設けて、衛生上有効となるように、直接外気に開放します。

通気管の最小径は、50mmとします。

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