1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問35

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 常温、常圧で気化した状態の液化天然ガス(LNG)の比重は、同じ状態の液化石油ガス(LPG)の比重より小さい。
  • 液化石油ガス(LPG)は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で、「い号」、「ろ号」、「は号」に区別され、「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が低い。
  • 液化天然ガス(LNG)は、無色・無臭の液体であり、硫黄分やその他の不純物を含んでいない。
  • 「ガス事業法」では、ガスによる圧力が0.1MPa以上1MPa未満を中圧としている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 2

1 LNGとLPGを比べるとLPGの方が比重が大きくなります。

2 「い号」、「ろ号」、「は号」に区別され、「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が高くなります。

3 上記の通りになります。

4 0.1未満は低圧、0.1以上~1.0未満は中圧、1.0以上は高圧になります。

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02

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 常温、常圧で気化した状態の液化天然ガス(LNG)の比重は、同じ状態の液化石油ガス(LPG)の比重より小さい。

適当です。

液化天然ガス(LNG)の比重は「常温、常圧で気化した状態」の場合、同じ状態の液化石油ガス(LPG)の比重より小さいです。

比重は空気1に対して天然ガス(LNG)は0.65、石油ガス(LPG)は1.56です。

選択肢2. 液化石油ガス(LPG)は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で、「い号」、「ろ号」、「は号」に区別され、「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が低い。

適当ではありません。

液化石油ガス(LPG)は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で、「い号」、「ろ号」、「は号」に区別されていますが、

「い号」はプロパン、プロピレンの含有率 80%以上

「ろ号」はプロパン、プロピレンの含有率 60%以上80%未満

「は号」はプロパン、プロピレンの含有率 60%未満

ですので正しくは「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が「高い」です。

選択肢3. 液化天然ガス(LNG)は、無色・無臭の液体であり、硫黄分やその他の不純物を含んでいない。

適当です。

液化天然ガス(LNG)は、無色・無臭の液体であり、硫黄分やその他の不純物を含んでいません。

選択肢4. 「ガス事業法」では、ガスによる圧力が0.1MPa以上1MPa未満を中圧としている。

適当です。

「ガス事業法」では、ガスによる圧力が

高圧 1MPa以上

中圧 0.1MPa以上1MPa未満

低圧 0.1MPa未満      

としています。   

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03

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 常温、常圧で気化した状態の液化天然ガス(LNG)の比重は、同じ状態の液化石油ガス(LPG)の比重より小さい。

問題文通りです

 

LNG比重は0.63、LPG比重は1.61です。

選択肢2. 液化石油ガス(LPG)は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で、「い号」、「ろ号」、「は号」に区別され、「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が低い。

「い号」が最もプロパン、プロピレンの含有率が低いのではなく最も高いです

 

い号:プロパン、プロピレンの含有率は80%以上

ろ号:60%以上で80%未満

は号:60%未満

選択肢3. 液化天然ガス(LNG)は、無色・無臭の液体であり、硫黄分やその他の不純物を含んでいない。

問題文通りです

選択肢4. 「ガス事業法」では、ガスによる圧力が0.1MPa以上1MPa未満を中圧としている。

問題文通りです

 

ガス供給圧力区分を塊の表にまとめます。

 

圧力供給区分圧力範囲
高圧1MPa以上
中圧A0.3MPa以上1MPa未満
中圧B0.1MPa以上0.3MPa未満
低圧及び中間圧2.5kPaを超え0.1MPa未満
低圧1.0kPa以上2.5kPa以下

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