1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問37

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

浄化槽の処理対象人員の算定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 小学校・中学校の処理対象人員は、定員に定数を乗じて算定する。
  • 事務所の処理対象人員は、業務用厨房の有無により、算定基準が異なる。
  • 公衆便所の処理対象人員は、利用想定数に定数を乗じて算定する。
  • 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

1 小学校・中学校の処理対象人員は定員X0.2になります。

2 業務用厨房有は0.075X延べ面積
  業務用厨房無は0.06 X延べ面積

3 公衆便所の処理対象人員は、便器総数に定数を乗じて算定します。

4 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定します。

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02

浄化槽の処理対象人員の算定に関する問題です。

選択肢1. 小学校・中学校の処理対象人員は、定員に定数を乗じて算定する。

適当です。

小学校・中学校の処理対象人員(n)は、P(定員)×0.2、つまり n=P×0.2となります。

選択肢2. 事務所の処理対象人員は、業務用厨房の有無により、算定基準が異なる。

適当です。

事務所の処理対象人員は、業務用厨房の有無により、算定基準が異なります。

業務用厨房を設ける場合 処理対象人員(n)は、A(延べ面積㎡)×0.075、つまり

n=A×0.075

業務用厨房を設けない場合 処理対象人員(n)は、A(延べ面積㎡)×0.06、つまり

n=A×0.06

となります。

選択肢3. 公衆便所の処理対象人員は、利用想定数に定数を乗じて算定する。

適当ではありません。

公衆便所の処理対象人員(n)は、「便器の総数」(C)×16、つまり n=C×16 となります。

選択肢4. 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

適当です。

飲食店の処理対象人員(n)は、A(延べ面積㎡)×0.72(一般の場合)、つまり

n=A×0.72 となります。※定数は汚濁負荷によって変わります。

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03

浄化槽の処理対象人員の算定に関する問題です。

 

JIS A 3302-2000(建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準)

は、建築物の用途別による、屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準の規定です。

以下では、問題となっている用途のみについて紹介します。

 

5.店舗関係
飲食店一般の場合n=0.72A
汚濁負荷の高い場合n=2.94A
汚濁負荷の低い場合n=0.55A

Aは延べ面積

 

8.学校施設関係

保育所・幼稚園・

小学校・中学高

n=0.20P

Pは定員(人)

 

9.事務所関係
事務所業務用厨房設備ありn=0.075A
業務用厨房設備なしn=0.06A

Aは延べ面積

 

11.1~10の用途に属さない施設
公衆便所n=16C

Cは総便器数=大便器数+小便器数+両用便器数

選択肢1. 小学校・中学校の処理対象人員は、定員に定数を乗じて算定する。

問題文通りです

 

n=0.20×定員数です。

選択肢2. 事務所の処理対象人員は、業務用厨房の有無により、算定基準が異なる。

問題文通りです

 

業務用厨房設備ありn=0.075×延べ面積
業務用厨房設備なしn=0.06×延べ面積

選択肢3. 公衆便所の処理対象人員は、利用想定数に定数を乗じて算定する。

公衆便所の処理対象人員は、利用想定数ではなく総便器数に定数を乗じて算定する

 

n=16×総便器数

選択肢4. 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

問題文通りです

 

一般の場合n=0.72×延べ面積
汚濁負荷の高い場合n=2.94×延べ面積
汚濁負荷の低い場合n=0.55×延べ面積

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