1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題B 問70
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題B 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
不活性ガス消火設備に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
- 非常電源は、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上としなければならない。
- 手動式の起動装置は、一の防護区画ごとに設けなければならない。
- 駐車の用に供される部分及び通信機械室であって常時人がいない部分は、局所放出方式としなければならない。
- 貯蔵容器は、防護区画外の場所に設けなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解 3
1 非常電源は、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上としなければなりません。
2 手動式の起動装置は、一の防護区画ごとに設けなければなりません。
3 常時人がいない部分は、全域放出方式としなければなりません。
4 上記の通りになります。
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02
「消防法」上においての、不活性ガス消火設備に関する問題です。
不活性ガス消火設備は、電気室や機械式立体駐車場などの空間に設けられ、
火災の際不活性ガスを放出し、火災を消火する設備になります。
不活性ガスには、二酸化炭素・窒素などが用いられます。
正しいです。
本文のとおり、非常電源は、当該設備を有効に「1時間」作動できる容量以上としなければなりません。
どれだけの時間作動できるかの部分がポイントです。
正しいです。
本文のとおり、「手動式」の起動装置は、一の防護区画ごとに設けなければなりません。
誤っています。
先に述べたとおり、不活性ガス消火設備の不活性ガスには二酸化炭素や窒素などが使用されるので人の出入りがある部分には使用できません。
ですが、本問は「常時人がいない部分」というところがポイントでこの場合「全域放出方式」で可となります。
正しいです。
本文のとおり、貯蔵容器は、防護区画外の場所に設けなければならなりません。
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03
不活性ガス消火設備に関する問題です。
正
問題文通りです。
「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」
第5項第20号に次のように定めています。
【 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、その容量は設備を有効に1時間作動できる容量以上とするほか……… 】
正
問題文通りです。
「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」
第5項第15号ロに次のように規定されています。
【 手動式の起動装置は、次のイからチまでに定めによる 】
【 ロ 起動装置は、一の防護区画または防護対象物ごとに設ける 】
誤
駐車の用に供される部分及び通信機械室であって常時人がいない部分は、局所放出方式ではなく、全域放出方式とします。
「「消防法施行規則第19条」第5項第1号に次のように規定されています。
【 駐車場および通信機器室で常時人がいない所では、全域放出方式の不活性ガス消火設備を設けます。 】
正
問題文通りです。
「消防法施行規則第19条」第6項イに次のように規定されています。
【 貯蔵容器は、次のイからハまでに定めて設置します。 】
【 イ 防護区画以外の場所に設けます。 】
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