1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問33

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 排水立て管に対して45°以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定してよい。
  • 雑排水用水中モーターポンプの口径は、50mm以上とする。
  • 排水槽底部の勾配は、吸込みピットに向かい1/15〜1/10とする。
  • 間接排水管の排水口空間は、管径65mmの場合、最小100mmとする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 4

1  排水立て管に対して45°以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなしても大丈夫です。

2 排水ポンプの口径は、50mm以上とし50mmの場合は20mmの固形物が通れるものにします。

3 上記の通りになります。

4 排水口の空間は以下の通りになります。
25mm以下   排水口空間50mm以上
35mm~50mm 排水口空間100mm以上
65mm以上   排水口空間150mm以上

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02

排水設備に関する問題です。

選択肢1. 排水立て管に対して45°以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定してよい。

適当です。

頻出ですので必ず覚えておきましょう。

排水立て管に対して「45°以下」のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定しても可となります。

選択肢2. 雑排水用水中モーターポンプの口径は、50mm以上とする。

適当です。

雑排水用水中モーターポンプの口径は50mm以上です。

選択肢3. 排水槽底部の勾配は、吸込みピットに向かい1/15〜1/10とする。

適当です。

これも頻出です。覚えておいてください。

「排水槽底部の勾配」は、吸込みピットに向かい「1/15〜1/10」とします。

選択肢4. 間接排水管の排水口空間は、管径65mmの場合、最小100mmとする。

適当ではありません。

間接排水管においての排水口空間に関してですが、管径65mm以上の場合は最小150mmです。

ちなみに管径30~50mmで最小100mm

    管径25mm以下で最小50mm   となります。 

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03

排水設備に関する問題です。

選択肢1. 排水立て管に対して45°以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定してよい。

問題文の通りです

 

排水管の立て管のオフセットは、垂直に対して45度以内の方向転換のためなら、排水管立て管と見なします。

 

45度を超える場合は、オフセットの上方か下方での圧力変動が大きいため、オフセット上部・下部ともに600mm以内には、排水横枝管の接続は禁じます。

 

伸頂通気方式の排水立管には、オフセットは設けてはいけません。

選択肢2. 雑排水用水中モーターポンプの口径は、50mm以上とする。

問題文の通りです

 

雑排水用水中モーターポンプは、排水に小さな固形物が混じる排水を、排出するためのポンプで、ポンプの口径は50mm以上とします。

厨房排水などのように、排水に多くの固形物が含まれるときは、ポンプは汚水用水中モーターポンプを使います。

選択肢3. 排水槽底部の勾配は、吸込みピットに向かい1/15〜1/10とする。

問題文の通りです

 

排水槽の底は、清掃が容易にでき、沈殿した汚泥が内部に残らないように、吸込みピットに向かい 1/15~1/10 の勾配を付けます。排水槽には、最適な大きさをもつ吸込みピットを設ける必要があります。

選択肢4. 間接排水管の排水口空間は、管径65mmの場合、最小100mmとする。

間接排水管の排水口空間は、管径65mmの場合、最小、100mmではなく150mmとします

 

間接排水管は、取扱い機器の排水用配管と排水管を直接接続すると、配管が詰まり易くなるため、取扱い機器の排水用配管(間接排水管)と、排水管の間に排水口空間を設け、ホッパーで排水を受けて、ホッパーに接続した排水管で排水するためのものです。

 

ホッパーの直径と長さは、排水管の口径dに対して、2.0~3.0 d の大きさとします。

排水口空間は、次の表にように決められていて、間接排水管口径をDとすると、d>Dで、dが65mmなので、Dは65mm以下とし、排水口空間は最小150mmとなります。 

 

間接排水管の管径 [mm]排水口空間 [mm]
25以下最小 50
30~50最小 100
65以上最小 150

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