1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問41

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 圧力調整弁は、弁の一次側の圧力を一定に保つ目的で、ポンプのバイパス弁などに使用される。
  • 温度調整弁は、通過流体の量を調整して、貯湯槽内の温水温度を一定に保つ目的で使用される。
  • フロート分離型の定水位調整弁は、主弁が作動不良の場合、フロートの作動により副弁から給水を開始又は停止するものである。
  • 定流量弁は、送水圧力の変動が生じた場合においても流量を一定に保つ目的で、ファンコイルユニットなどに使用される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

1 圧力調整弁は、弁の一次側の圧力を一定に保つ目的でします。

2 温度調整弁は、通過流体の量を調整して、貯湯槽内の温水温度を一定に保つ目的で使用されます。

3 フロート分離型の定水位調整弁は、フロートの作動で生じる副弁(パイロット管)の圧力変動により弁を開閉し、主弁(メイン管)から受水タンクへの給水を開始又は停止するためのものです。副弁からは給水を開始・停止しません。

4 上記の通りになります。

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02

配管付属品に関する問題です。

選択肢1. 圧力調整弁は、弁の一次側の圧力を一定に保つ目的で、ポンプのバイパス弁などに使用される。

適当です。

圧力調整弁に関して述べており、本文のとおり弁の一次側の圧力を一定に保つ目的で、ポンプのバイパス弁などに使用されます。

選択肢2. 温度調整弁は、通過流体の量を調整して、貯湯槽内の温水温度を一定に保つ目的で使用される。

適当です。

温度調整弁に関して述べており、本文のとおり「通過流体の量を調整」して貯湯槽内の温水温度を一定に保つ目的で使用されます。

選択肢3. フロート分離型の定水位調整弁は、主弁が作動不良の場合、フロートの作動により副弁から給水を開始又は停止するものである。

適当ではありません。

フロート分離型の定水位調整弁に関して述べていますが、フロートが作動し副弁を閉じることによる水圧の変動で主弁が開閉し給水開始や停止をするという「連動」のものです。

主弁の作動不良のためのバックアップとしての機能ではありません。

選択肢4. 定流量弁は、送水圧力の変動が生じた場合においても流量を一定に保つ目的で、ファンコイルユニットなどに使用される。

適当です。

定流量弁に関して述べており、本文のとおり送水圧力の変動が生じた場合においても流量を一定に保つ目的で、ファンコイルユニットなどに使用されます。

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03

配管付属品に関する問題です。

選択肢1. 圧力調整弁は、弁の一次側の圧力を一定に保つ目的で、ポンプのバイパス弁などに使用される。

問題文の通りです

 

圧力調整弁は配管の一次側の圧力を一定に保つことを目的に、圧力が変動した場合は、弁を開閉して、二次側からの流体の排出量を変えて、一次側の圧力を一定に保ちます。

選択肢2. 温度調整弁は、通過流体の量を調整して、貯湯槽内の温水温度を一定に保つ目的で使用される。

問題文の通りです

 

温度計の感温部と調整弁を直結して、温度変化による感温部変化に応じて、温度調整弁の開閉を行い温度を調整します。

選択肢3. フロート分離型の定水位調整弁は、主弁が作動不良の場合、フロートの作動により副弁から給水を開始又は停止するものである。

定水位調整弁は、主弁とメイン管およびパイロット管とボール弁で構成されます。

水位低下時には、パイロット管のボールタップが開き、パイロット管の圧力低下により主弁が開いて給水が開始され、一定水位に達するとボールタップは閉じてパイロット管の圧力が上がり、主弁も閉止します。

 

主弁が作動不良になると、タンク内に水を供給できなくなり、タンクの水位低下や、タンクの満水時に水位を低下できずに漏れが起こるなどの問題が起こります

選択肢4. 定流量弁は、送水圧力の変動が生じた場合においても流量を一定に保つ目的で、ファンコイルユニットなどに使用される。

問題文の通りです

 

定流量弁は、弁入口にオリフィスを設置し、流量変動時にオリフィス前後に起きる差圧でパイロット弁を駆動し、主弁を開閉する弁です。

定流量弁は、他にもいろいろな部品構成による弁がいくつかあります。

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