1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度（2018年）
問題B 問47

適当です。

マンパワースケジューリングに関しての説明です。本文のとおり、工程計画における配員計画のことをいい、作業員の人数が経済的、合理的になるように作業の予定を決めることをいいます。

適当です。

「経済速度」と「最適工期」に関して述べており、本文のとおり、「総工事費が最小」となる最も経済的な施工速度を「経済速度」といい、このときの工期は「最適工期」といわれます。

適当です。

ネットワーク工程表に関して述べています。この内容はクリティカルパスを求めるには覚えておかなければならない内容です。本文のとおり、クリティカルパスは、「最早開始時刻」と「最遅完了時刻」の「等しい」クリティカルイベントを通ります。

適当ではありません。

ネットワーク工程表においてダミーは、架空の作業を意味し作業及び時間の要素は含まないのですが、フォローアップ時には工程に影響します。

正

問題文内容通りです。

ネットワーク工程表から、技術者や作業員の動向を調べ、経済的・合理的になるように、作業ごとの作業時間や作業員などの人数を決めることが、マンパワースケジューリングです。

マンパワースケジューリングは、実際には、作業を行う必要人数や資源を、作業ごとに同じ種類の作業員や資源を毎日の作業累計を算出し、例えば、作業員が特に大幅に必要な工事がある場合には、ネットワーク工程表からフロートを利用して、人員・作業資源・作業機械などが平均化できるようにすることです。

山積み方の計算で配員計画を算出し、山崩し方で、配員計画に生じた凸凹を平均化します。

正

問題文内容通りです。

総工事費は直接費と間接費の総和ですが、総工事費を最小とする一番経済的になる施工の速さを、経済速度と言います。経済速度で行う工期が、最適工期です。

直接費は労務費・材料費・仮設費用など工事に直接関与する費用で、間接費は、管理費・金利・減価償却費などです。

施工速度が速くなると、残業時間などの超過勤務費用や高い材料費の使用によって、直接費は増加しますが、間接費は、工期が短くなって減少します。

正

問題文内容通りです。

最早開始時刻は、イベントそれぞれで最も早く次の作業が行える時刻です。

最遅完了時刻は、計画の実施時間内に完了するには、イベントの結合点が予定通り完了していないとならない時刻です。

クリティカルパスは、開始点から修了点までの経路で最も長い時間を要する経路です。

クリティカルパスの経路の結合点から結合点までの時間は、フロート(余裕)があるものはなく、ある結合点の時刻は、最早開始時刻であり、同時に最遅完了時刻でもあります。

誤

ネットワーク工程表において、ダミーは、架空の作業を意味し、作業及び時間の要素は含まないが、フォローアップ時には工程に大きく影響する。

ダミーは、そのダミーが完了しないと、ダミーが結合する次の工程を進めることができまでん。したがって、ダミーに至る工程が遅れると、そのダミーの結合点を通る以降の工程が遅れることになります。