1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問2 (問題A 問2)
問題文
室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問2(問題A 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 燃焼において、酸素濃度が18%近くに低下すると不完全燃焼が著しくなり、一酸化炭素の発生量が多くなる。
- ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(VOCS)のうちのいくつかは、発がん性物質である可能性が高いとされている。
- 浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維、ほこり等が原因で発生し、その量は空気の乾燥によって減少する傾向がある。
- 臭気は、臭気強度や臭気指数で表され、空気汚染を知る指標とされている。
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この過去問の解説 (3件)
01
酸素濃度が19%まで低下すると不完全燃焼が始まります。
2.設問の通りです。
そのため、13種類のVOCについて、厚生労働省では室内濃度指針値、毒性指標を示しています。
3.誤りです。
一般に、空気が乾燥している場合には浮遊粉じん量は多くなります。
4.設問の通りです。
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02
室内の空気環境に関する問題です。
適当です。
燃焼において、「酸素濃度が18%近くに低下」すると「不完全燃焼」が著しくなり、「一酸化炭素」の発生量が多くなります。数値と用語はおさえておいてください。
適当です。
ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(VOCS)のうちのいくつかは、発がん性物質である可能性が高いとされています。
適当ではありません。
浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維、ほこり等が原因で発生し、その量は空気の乾燥によって「増加」する傾向にあります。
適当です。
本文のとおり、臭気は「臭気強度」や「臭気指数」で表され、空気汚染を知る指標とされています。
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03
室内の空気環境に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
炭素を燃焼させると、酸素が通常の21%であれば、完全燃焼してCO2が排出されます。
しかし、酸素の濃度が19%以下になると、不完全燃焼を起こして、CO(一酸化炭素)が発生します。酸素濃度の低下に伴い、COの発生量が増え、人体に多大な影響をもたらします。
酸素濃度が15%になると、失火します。
CO濃度が200ppm(0.02%)で強度の頭痛を起こし、2000ppm(0.2%)になると1,2時間で死亡します。
なお、燃焼とは関係なく酸素の濃度は低下すると、15%低下すると大脳機能が低下し、10%以下で意識不明になります。
正
問題文の内容通りです。
居住性、高断熱性、新建材のための使用材料から、揮発性有機化合物(VOC (VOCS とも表記))が室内に放散され、室内の汚染源となっています。
VOCは、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなど多くの物質が挙げられ、それらのいくつかは、発がん性物質の可能性があると言われています。
VOCは沸点によって、次のように分類されます。
*ホルムアルデヒドはVVOCに当たります。
誤
浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維、ほこり等が原因で発生し、その量は空気の乾燥によって増加する傾向がある。
浮遊粉じんは埃は、直径0.01~150μmで、10μm以上は」時間とともに沈降しますが、それ以下は長時間浮遊粉じんとなって、人の体に影響させます。特に1μm以下は肺に達して肺障害の原因となります。
正
問題文の内容通りです。
臭気の原因は、呼吸・口臭・汗・皮膚分泌・喫煙・調理などが有ります。
臭気の強度は、表のようにヤグローによるスケール化されています。
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