1級管工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
問題A 問36

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 学科試験 問題A 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

JISに規定する「建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準」に示されている、処理対象人員の算定式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 事務所の処理対象人員は、延べ面積に、業務用厨房設備の有無により異なる定数を乗じて算定する。
  • 病院の処理対象人員は、ベッド数を用いて算定する。
  • 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。
  • 戸建て住宅の処理対象人員は、住宅の延べ面積により3人又は6人に区分される。

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この過去問の解説 (2件)

01

適当でないものは「戸建て住宅の処理対象人員は、住宅の延べ面積により3人又は6人に区分される。」です。

選択肢1. 事務所の処理対象人員は、延べ面積に、業務用厨房設備の有無により異なる定数を乗じて算定する。

設問の通りです。

選択肢2. 病院の処理対象人員は、ベッド数を用いて算定する。

設問の通りです。

選択肢3. 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

設問の通りです。

 その他、劇場・映画館、共同住宅、ホテル・旅館、診療所・医院なども延べ面積基準となります。

選択肢4. 戸建て住宅の処理対象人員は、住宅の延べ面積により3人又は6人に区分される。

誤りです。

 延べ面積によって、5人(130m²未満)又は7人(130m²以上)とします。

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02

「建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準」においての処理対象人員の算定式に関する問題です。

この問題は頻出です。正しくおさえておきましょう。

選択肢1. 事務所の処理対象人員は、延べ面積に、業務用厨房設備の有無により異なる定数を乗じて算定する。

適当です。

事務所 延べ面積 × 0.075(業務用厨房設備を設ける)

         × 0.06 (業務用厨房設備を設けない) です。 

選択肢2. 病院の処理対象人員は、ベッド数を用いて算定する。

適当です。

病院 ベッド数 × 8(業務用厨房設備又は洗濯設備有)300床未満

   11.43 ×(ベッド数-300)+2400 (業務用厨房設備又は洗濯設備有)300床以上

   ベッド数 × 5(業務用厨房設備又は洗濯設備なし)300床未満 

   7.14 × (ベッド数-300)+1500 (業務用厨房設備又は洗濯設備なし)300床以上 

選択肢3. 飲食店の処理対象人員は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

適当です。

飲食店 延べ面積 × 0.72(一般の場合)

選択肢4. 戸建て住宅の処理対象人員は、住宅の延べ面積により3人又は6人に区分される。

適当ではありません。

戸建て住宅の処理対象人員は、住宅の延べ面積により「5人」(130㎡以下)又は「7人」(130㎡を超える)もしくは「10人」に分類されます。

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