1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問39 (問題A 問39)
問題文
冷却塔に関する記述のうち適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問39(問題A 問39) (訂正依頼・報告はこちら)
冷却塔に関する記述のうち適当でないものはどれか。
- 密閉式冷却塔は、熱交換器などの空気抵抗が大きく、開放式冷却塔に比べて送風機動力が大きくなる。
- 開放式冷却塔で使用される送風機には、風量が大きく静圧が小さい軸流送風機が使用される。
- 冷却塔の微小水滴が、気流によって塔外へ飛散することをキャリーオーバーという。
- 冷却塔の冷却水入口温度と出口温度の差をアプローチという。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.設問の通りです。
3.設問の通りです。
循環水量の1~1.5%程度で、減少分を補給する必要があります。
4.誤りです。
アプローチとは、冷却塔の出口温度と空気湿球温度との差のことです。
冷却水入口温度と出口温度の差は、レンジといいます。
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02
冷却塔に関する問題です。
適当です。
「密閉式」冷却塔は、熱交換器などの空気抵抗が大きいです。
よって、開放式冷却塔に比べて送風機動力が大きくなります。
適当です。
「開放式」冷却塔で使用される送風機には、「風量が大きく」「静圧が小さい」軸流送風機が使用されます。
適当です。
本文のとおり、冷却塔の微小水滴が、気流によって塔外へ飛散することをキャリーオーバーといいます。
適当ではありません。
アプローチとは、冷却塔の冷却水の「出口水温」と「湿球温度」の「差」をいいます。
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03
冷却塔に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
密閉形冷却塔は、充てん材を入れず代わりに熱交換器の蒸発式冷却器で、開放形と比べて主に異なる点は、熱交換器の熱通過抵抗があることです。
送風機は、熱交換器やエリミネーターの空気抵抗が大きく、静圧が高くなり、アプローチが取れず風量が2倍となります。
正
問題文の内容通りです。
開放式冷却塔の送風機は、静圧が低く送風量の大きい軸流送風機が使われます。
正
問題文の内容通りです。
冷却塔からの飛散水量は、一般的にキャリーオーバーと言い、送風機の吐出空気に混入して放出される水滴、ルーバからの飛散水量です。
入口水温-出口水温を、レンジと言います。
入口水温は、冷却塔に供給される循環水の温度で、出口水温は、冷却塔が冷却し、冷凍機に戻す循環水温度で、冷凍機や熱源機器の仕様により決まります。
アプローチは、出口水温-WBで、WBとは冷却塔が設置される場所の外気条件になります。
レンジとアプローチの関係の例として、入口水温を一定として、冬季にはWBが低くなりますが、レンジは大きくなります。
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