1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問60 (問題B 問60)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問60(問題B 問60) (訂正依頼・報告はこちら)

防食方法等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 溶融めっきは、金属を高温で溶融させた槽中に被処理材を浸漬したのち引き上げ、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。
  • 金属溶射は、加熱溶融した金属を圧縮空気で噴射して、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。
  • 配管の防食に使用される防食テープには、防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ、ペトロラタム系防食テープ等がある。
  • 電気防食法における外部電源方式では、直流電源装置から被防食体に防食電流が流れるように、直流電源装置のプラス端子に被防食体を接続する。

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この過去問の解説 (3件)

01

防食方法等に関する問題です。

選択肢1. 溶融めっきは、金属を高温で溶融させた槽中に被処理材を浸漬したのち引き上げ、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。

適当です。

「溶融めっき」とは、金属を高温で溶融させた槽中に被処理材を浸漬したのち引き上げ、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法のひとつです。

選択肢2. 金属溶射は、加熱溶融した金属を圧縮空気で噴射して、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。

適当です。

「金属溶射」とは、加熱溶融した金属を圧縮空気で噴射して、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法のひとつです。

選択肢3. 配管の防食に使用される防食テープには、防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ、ペトロラタム系防食テープ等がある。

適当です。

配管の防食に使用される「防食テープ」には、防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ、ペトロラタム系防食テープ等があります。

この二つの素材だけでもおさえておきましょう。

選択肢4. 電気防食法における外部電源方式では、直流電源装置から被防食体に防食電流が流れるように、直流電源装置のプラス端子に被防食体を接続する。

適当ではありません。

電気防食法における「外部電源方式」とは、直流電源装置から被防食体に防食電流が流れるように直流電源装置の「マイナス端子」に被防食体を接続します。イオン化を防ぐためにはマイナス側に接続します。

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02

1.設問の通りです。

 鉄板、鋼管、鋼材などの被覆に用いられます。

 
2.設問の通りです。


3.設問の通りです。


4.誤りです。

 直流電源装置のプラス極を電解質中に設置した耐久性電極に接続し、マイナス極を非防食体に接続します。 

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03

防食方法等に関する問題です。

選択肢1. 溶融めっきは、金属を高温で溶融させた槽中に被処理材を浸漬したのち引き上げ、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。

問題文の内容通りです

 

溶融亜鉛めっきは、高温で溶融させた亜鉛の中に、下地処理をした金属材を溶融する亜鉛槽の中に浸漬し、表面を亜鉛で被覆して金属表面に被膜を形成する防蝕方式です。

選択肢2. 金属溶射は、加熱溶融した金属を圧縮空気で噴射して、被処理材の表面に金属被覆を形成させる防食方法である。

問題文の内容通りです

 

金属溶射は、金属を溶かし、圧縮空気を吹き付けて、溶融金属を微粒子とさせて処理する金属の素地に付着させた直後、直ちに冷えて凝固して金属皮膜を形成する防食方式です。

選択肢3. 配管の防食に使用される防食テープには、防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ、ペトロラタム系防食テープ等がある。

問題文の内容通りです

 

防食用ポリ塩化ビニル粘着テープは、ポリ塩化ビニルフィルムを基材にして、耐候性と耐水性の効果がある粘着剤による粘着テープです。

電気絶縁性、施工後の抵抗力の維持、埋設配管の自然腐食や漏えい電流による電食防止などの特徴があります。

 

ペトロラタム系防食テープは、ペースト状ペトロラタムを綿布に含侵した防食テープです。

耐薬品性・耐候性・電気絶縁性が優れた特徴から、外面被覆傷の補修、被覆のない継手の防食に使用されます。

選択肢4. 電気防食法における外部電源方式では、直流電源装置から被防食体に防食電流が流れるように、直流電源装置のプラス端子に被防食体を接続する。

電気防食法における外部電源方式では、直流電源装置から被防食体に防食電流が流れるように、直流電源装置のマイナス端子に被防食体を接続する

 

外部電源方式は、電源装置のプラス極に耐久性のある電極、白金めっきチタンや磁性酸化膜は使用され、マイナス極に被防食体を接続し、防食電流を電解質溶液を通して、防食電流を被防食体に流す方式です。

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