1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問6 (問題A 問6)
問題文
流体に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問6(問題A 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
流体に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。
- ダルシー・ワイスバッハの式 ―――― 圧力損失
- ベンチュリー管 ―――――――――― 流量測定
- トリチェリの定理 ――――――――― 毛管現象
- ウォーターハンマー ―――――――― 水柱分離
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この過去問の解説 (3件)
01
流体に関する用語の組合せの問題です。
適当です。
流れが十分に発達している円管内定常流の管壁による摩擦損失を与える式がダルシー・ワイスバッハの式 です。
適当です。
管内に流れる流体の流量を測定するの用いる計器がベンチュリー管です。
適当ではありません。
毛管現象とは、吸い取り紙などで水を吸い上げると考えておいてください。
そしてトリチェリの定理は毛管現象には関係なく、ホースで水を撒くときに口をすぼめると勢いよく出る原理と考えておいてください。
適当です。
ウォーターハンマーは水撃作用ともいい、急激な水の流れの遮断によって起きます。
他分野でも問題に出されます。おさえておきましょう。
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02
正解は 3 です。
トリチェリの定理とは液体の入った容器の側壁に小さな穴をあけ
その穴から流れでる流体の流速を求める式です。
関係する用語としては大気圧などが挙げられます。
1 記述の通りです。
2 記述の通りです。
4 記述の通りです。
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03
流体に関する用語の組合せの問題です。
正
正しい組み合わせです。
内径d、長さL、密度ρ、平均流速vで、管を流れる流体によって、流体摩擦による圧力損失Δpは、ダルシー・ワイスバッハの式で求められます。
Δp=λ×(L/d)×(ρ×v2/2)
となります。λは、摩擦係数で、レイノルズ数と管の相対粗さで決まる定数です。
正
正しい組み合わせです。
ベンチュリ―管は流量を測定する絞り機構の1つです。
ベンチュリ―管は、大口径の配管に接続され、ベルヌーイの定理により流量を計測します。
誤
表面張力 ――――――――― 毛管現象
毛細現象は液体中に細い管を鉛直に挿入すると、上下に液体が移動する現象で、液柱に作用する重力と表面張力の鉛直成分がつり合って現象が現れます。
トリチェリの定理は、容器に入れた水が、容器の下に空けた穴から流れ出る流速が、容器の高さに重力加速度を掛けた値のルート値に比例するという定理です。
正
正しい組み合わせです。
水が流れる管路にある弁を急に閉めると、水の運動エネルギーは圧力エネルギーに変わり、管内に急激な圧力上昇を起こします。逆に、静止している水を急に流せば、管内の圧力が急激に低下します。
運動状態の急変で、圧力変動が起こる現象が、ウォーターハンマーです。
水柱分離は、ポンプの急停止によって定常流れの流体が、慣性力で下流に流れようとする流体が、ポンプ供給がなくなることでポンプ直後に圧力降下を起こす現象のことです。
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