1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度（2020年）
問27 (問題A 問27)

適当です。

「合流式」の下水道において、降雨の規模によっては、処理施設を経ない下水が公共用水域に放流されることがあります。

適当です。

地表勾配が「急」な場合、管きょへの接合に際して「段差接合」又は「階段接合」として勢いを低減させます。

適当です。

硬質塩化ビニル管、強化プラスチック複合管等の可とう性のある管きょの基礎に関して、

自由支承の砂又は砕石基礎とします。

適当ではありません。

これは、数値も含めておさえておいてください。

分流式の下水道において、

汚水管きょの最小流速は、0.6m/sec

雨水管きょ及び合流管きょの最小流速は、0.8m/sec

ですので雨水管きょのほうが大きくなります。

正

問題文の内容通りです。

合流式のは同一の管路系統で、汚水と雨水を一緒に排出する方式で、初期の汚濁雨水収集・処理が可能ですが、終了を超える分の雨水は、未処理で水域に放流されます。

正

問題文の内容通りです。

管渠の敷設では、地表の勾配が急な時は、地表勾配に応じて、段差接合か、階段接合とします。

正

問題文の内容通りです。

自由支承とは、基礎が管の変形につれて変形することです。

誤

分流式の下水道において、汚水管きょ内の必要最小流速は、雨水管きょに比べて、雨水管きょの方が大きい。

汚水管きょの流速は、計画下水量に対し、分流式では0.6～3.0 m/s、合流式では0.8～3.0 m/sです。合流式の最小流速が大きい理由は、土砂の流入で沈殿物の比重が大きいためです。

分流式の雨水管きょの流速は、合流式と同じく0.8～3.0 m/sです。

また、理想的な流速は、分流式も合流式も、1.0～1.8 m/sとしています。