1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問31 (問題A 問31)
問題文
排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問31(問題A 問31) (訂正依頼・報告はこちら)
排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- ブランチ間隔とは、汚水又は雑排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離の間隔のことであり、2.5mを超える場合を1ブランチ間隔という。
- 管径65mm以上の間接排水管の末端と、間接排水口のあふれ縁との排水口空間は、最小150mmとする。
- 器具排水負荷単位は、大便器の排水流量を標準に、器具の同時使用率等を考慮して定められたものである。
- グリース阻集器の容量算定には、阻集グリースの質量、たい積残さの質量及び阻集グリースの掃除周期を考慮する。
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この過去問の解説 (3件)
01
排水設備に関する問題です。
適当です。
これは本文そのままおさえておきましょう。頻出です。
ブランチ間隔とは、汚水又は雑排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離の間隔のことです。
そして、「2.5mを超える」場合を1ブランチ間隔といいます。
適当です。
これは本文そのままおさえておきましょう。頻出です。
管径65mm以上の間接排水管において、末端と、間接排水口のあふれ縁との排水口空間は、「最小150mm」です。
ちなみに30mm~50mmは最小100mmです。こちらもよく出ます。
適当ではありません。
器具排水負荷単位とは、「洗面器」の排水流量を標準に「1」とした負荷単位です。
ちなみに大便器の排水負荷単位は4です。
適当です。
グリース阻集器の容量算定に関して、阻集グリースの質量、たい積残さの質量及び阻集グリースの掃除周期を考慮します。
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02
正解は 3 です。
器具排水負荷単位は 洗面器の排水流量を標準にします。
したがって洗面器の排水負荷単位は1となります。
大便器の負荷単位は4で計画するのが正解です。
1 記述の通りです。
2 記述の通りです。
4 記述の通りです。
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03
排水設備に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
ブランチ間隔は下図に示すように、汚水や雑排水立て管に排水横枝管を接続するときの垂直距離の間隔です。
垂直距離が2.5 mを超えるときがブランチ間隔1で、2.5 m以下ならブランチ間隔0となります。
正
問題文の内容通りです。
機器からの排水を、排水管に直結した場合、排水管が詰まると汚水や下水ガスが逆流するため、機器からの排水管は、排水管と直接接続せずに、排水口空間を持たせて開放します。
このような排水方式が、間接排水です。機器からの排水管を、間接排水管と言い、排水管の上部はじょうろ口のような形状として、径や高さは、配水管径dに対し2d~3dとします。
また、排水口空間の距離は、下表のようにします。
誤
器具排水負荷単位は、洗面器の排水流量を標準に、器具の同時使用率等を考慮して定められたものである。
配水管の管径の決定法には、器具排水負荷単位法と定常流量法があります。
器具排水負荷単位法では、排水管に接続されている器具の常時起こりうる最大排水時流量を調べ、器具排水口から単位時間あたりに流出する水量、1回の排水時間中の1秒ごとの排水量の最大値から、毎分に換算した流量を、器具排水単位流量とします。
洗面器の器具排水単位流量 28.5 L/minを1排水単位と決めて基準とし、各種の器具の同時使用率、種別ごとの使用頻度や使用形態や使用特性を考慮し、器具排水負荷単位を決定します。
衛生器具 器具排水負荷単位数(参考例)
トラップ
最小口径
器具排水
負荷単位
大便器(私室)
大便器(公衆)
75
75
4
6,8
正
問題文の内容通りです。
グリース阻集器の選定は、店舗全面積に基づく選定方法が一般的ですが、利用人数が想定できるときは利用人数に基づく選定方法もあります。
店舗全面積に基づく選定方法は、次の手順によります。
・食種と店舗全面積の確認
・流入流量の算出。
・阻集グリースと堆積残さの質量の算出。
(阻集グリース質量と堆積残さ質量の算出には、回転数、阻集グリース掃除周期が積として加わります。)
・許容流入流量と標準阻集グリース質量が、算出以上の阻集器を選定します。
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