1級管工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
問題A 問34

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 学科試験 問題A 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

消火設備の消火原理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 水噴霧消火設備は、霧状の水の放射による冷却効果及び発生する水蒸気による窒息効果により消火するものである。
  • 粉末消火設備は、粉末状の消火剤を放射し、消火剤の熱分解で発生した二酸化炭素や水蒸気による窒息効果、冷却効果等により消火するものである。
  • 不活性ガス消火設備は、不活性ガスを放射し、ガス成分の化学反応による負触媒効果により消火するものである。
  • 泡消火設備は、泡状の消火剤を放射し、燃焼物を泡の層で覆い、窒息効果と冷却効果により消火するものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

消火設備の「消火原理」に関する問題です。

各消火設備がどのような効果で消火を行うかおさえておきましょう。

選択肢1. 水噴霧消火設備は、霧状の水の放射による冷却効果及び発生する水蒸気による窒息効果により消火するものである。

適当です。

「水噴霧消火設備」は、霧状の水の放射による「冷却効果」及び発生する水蒸気による「窒息効果」により消火する設備です。

選択肢2. 粉末消火設備は、粉末状の消火剤を放射し、消火剤の熱分解で発生した二酸化炭素や水蒸気による窒息効果、冷却効果等により消火するものである。

適当です。

消火器が一番身近な例でしょう。

「粉末消火設備」は、粉末状の消火剤を放射し、消火剤の熱分解で発生した二酸化炭素や水蒸気による「窒息効果」、「冷却効果」等により消火する設備です。

選択肢3. 不活性ガス消火設備は、不活性ガスを放射し、ガス成分の化学反応による負触媒効果により消火するものである。

適当ではありません。

「不活性ガス消火設備」に使用される不活性ガスの成分は、二酸化炭素や窒素などであり、ガス成分の化学反応による「窒息効果」により消火を行う設備で、水が使用できない電気室などに備わります。

選択肢4. 泡消火設備は、泡状の消火剤を放射し、燃焼物を泡の層で覆い、窒息効果と冷却効果により消火するものである。

適当です。

「泡消火設備」は、泡状の消火剤を放射し、燃焼物を泡の層で覆い、「窒息効果」と「冷却効果」により消火する設備です。駐車場などに備わります。

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02

正解は 3 です

不活性ガス消火設備は、不活性ガスを放射し、

酸素濃度を下げて消火する設備です。

化学反応による負触媒効果で消化する設備ではありません。

酸素濃度の低下により人的危害が生じる恐れがありますので、

安全対策の徹底を講じる必要があります。

1 記述の通りです。

2 記述の通りです。

4 記述の通りです。

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