1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問37 (問題A 問37)
問題文
接触ばっ気方式の浄化槽の特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問37(問題A 問37) (訂正依頼・報告はこちら)
接触ばっ気方式の浄化槽の特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 流入水が高負荷の場合、生物膜の肥厚が早くなるため、長時間ばっ気方式に比べて、浄化機能を保ちやすい。
- 出現する生物の種類が多く、比較的大型の生物が発生するため、長時間ばっ気方式に比べて、汚泥発生量はやや少なくなる。
- 生物膜のはく離と移送が生物管理の主たる作業となるため、長時間ばっ気方式に比べて、生物管理は容易である。
- 接触材に生物が付着しているため、長時間ばっ気方式に比べて、水量変動の影響はあまり受けない。
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この過去問の解説 (3件)
01
接触ばっ気方式の浄化槽の特徴に関する問題です。
主な特徴は、接触材に付着する生物膜(好気性微生物)を利用することで、ブロアにより汚水をばっ気しつつ接触材に循環接触させることにより、汚水中の有機物をさらに浄化する方式です。
適当ではありません。
流入水が高負荷の場合、生物膜の肥厚が早くなると長時間ばっ気方式に比べて、浄化機能を保ちにくくなります。
適当です。
本文のとおり、出現する生物の種類が多く比較的大型の生物が発生するため、長時間ばっ気方式に比べて、汚泥発生量はやや少なくなります。
適当です。
本文のとおり、生物膜のはく離と移送が生物管理の主たる作業となるため、長時間ばっ気方式に比べて、生物管理は容易になります。
適当です。
本文のとおり、接触材に生物が付着しているため、長時間ばっ気方式に比べて、水量変動の影響はあまり受けません。
比較されている長時間ばっ気方式とは、ばっ気槽での処理時間を長くすることにより、余剰汚泥の発生量を少なくする方式になります。
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02
正解は 1 です。
流入水が高負荷の場合などは生物膜が肥厚して
接触材の目詰まりを生じて嫌気性化します。
膜が剥離して処理水質を悪化させてしまいます。
浄化槽機能は保ちにくくなります。
2 記述の通りです。
3 記述の通りです。
4 記述の通りです。
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03
接触ばっ気方式の浄化槽の特徴に関する問題です。
誤
流入水が高負荷の場合、生物膜の肥厚が早くなるため、長時間ばっ気方式に比べて、浄化機能を失う恐れがある。
高負荷時の比較
生物膜の肥厚が早くなり、
接触材間が閉塞し、浄化機能を
失う恐れがあります。
正
問題文の内容通りです。
生物の種類の比較
生物膜法で微生物の種類は
少なく、大型の生物も少ない。
生物の出現に多様性があり、
比較的大型の生物も出現し、
汚泥発生量がやや少なく
なります。
正
問題文の内容通りです。
生物管理の比較
・浄化に関わる微生物を常に
最適な状態に保つための
管理技術が必要です。
・ばっ気量の調整が重要です。
・生物膜はく離と移送が主に
なり、管理しやすいです。
・ばっ気が強すぎると生物が
浮遊してします。
正
問題文の内容通りです。
流量変動の比較
生物体が浮遊しているので、
急激な流量変動は、沈殿槽から
流出することになり、放流水の
品質低下を招きます。
流量調整槽を設けることで
対応できます。
接触材に生物が付着して
いるので、影響はほとんど
ありません。
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