1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問16

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この過去問の解説 (2件)

01

1.〇

変風量単一ダクト方式は、定風量単一ダクト方式に比べ、送風機動力を節減できます。

2.〇

変風量単一ダクト方式では、必要外気量の確保等のため、最小風量の設定を行う必要があります。

3.×

ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、外気冷房の効果は得にくいです。

4.〇

ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、一般的に、搬送動力が小さくなります。

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02

空気調和「方式」に関する問題です。

選択肢1. 変風量単一ダクト方式は、定風量単一ダクト方式に比べ、送風機動力を節減できる。

「変風量単一ダクト方式」と「定風量単一ダクト方式」との比較について述べられています。

適当です。

 「変風量単一ダクト方式」と「定風量単一ダクト方式」との一番大きな違いは、

「変風量単一ダクト方式」は各給気室内にサーモスタットが備わっており、

そのサーモの感知によって各室の送風量制御装置(VAVユニット)が適正な風量と正圧がたもたれる方式に対して、

「定風量単一ダクト方式」は各室での個別制御ができない方式であることです。

以上により、「変風量単一ダクト方式」は送風機動力を節減できます。

選択肢2. 変風量単一ダクト方式では、必要外気量の確保等のため、最小風量の設定を行う。

「変風量単一ダクト方式」と「定風量単一ダクト方式」との比較について述べられています。

適当です。

「変風量単一ダクト方式」はゾーニングでの個別制御が可能な代わりに、

負荷変動による送風量の変化によって室内の気流分布が悪くなり外気量が減少するので、

本文のように必要外気量の確保等のため、最小風量の設定を行います。

選択肢3. ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、外気冷房を行いやすい。

「ダクト併用ファンコイルユニット方式」と「全空気方式」との比較について述べられています。

適当ではありません。

「ダクト併用ファンコイルユニット方式」はファンコイルユニットの冷温水とダクトの冷温風を併用利用する方式です。

それに対して、「全空気方式」は機械室に設置された熱交換器で、

「外部から取り入れた空気を暖めたり冷やしたり」して、

大型ダクトにより各室へ「空気のままで」供給する方式です。

以上のことから、「外気冷房を行いやすい」のは、「全空気方式」となります。

選択肢4. ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、一般的に、搬送動力が小さい。

「ダクト併用ファンコイルユニット方式」と「全空気方式」との比較について述べられています。

適当です。

 「ダクト併用ファンコイルユニット方式」は

「全空気方式」に比べ一般的に、「搬送動力が小さい」です。 

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