1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問24
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
下図に示す2階建て建築物の機械排煙設備において、各部が受け持つ必要最小風量として、適当でないものはどれか。ただし、本設備は、「建築基準法」上、区画、階及び全館避難安全検証法によらないものとする。また、上下階の排煙口は同時開放しないものとし、隣接する2防煙区画は同時開放の可能性があるものとする。
- ダクトA部 : 42,000m3/h
- ダクトB部 : 57,000m3/h
- ダクトC部 : 57,000m3/h
- 排煙機 : 57,000m3/h
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この過去問の解説 (3件)
01
まず、排煙機の能力計算は120m3/min以上か、排煙機に対して防煙区画の受け持ちが1区画だけのときは、床面積×1m3/min・m2以上、2区画以上のときは受け持ちの最大防煙区画の床面積×2m3/min・m2が必要になります。
また、余裕率を見る必要があるので、(1.1~1.3)の余裕率もかけてください。
これは単位がm3/minなのでm3/hにするためには60をかけてください。
今回は2区画以上の受け持ちになるので、
最大防煙区画面積は500m2なので、1.1×500×2×60=66000m3/hとなります。
ダクトの風量計算は、その系統で隣り合う2区画の合計風量が大きいものををダクト風量と考えます。
Aは(300+400)×60=42000m3/h
Bは(450+500)×60=57000m3/h
Cは問題の条件で、排煙口の2区画同時開放はありますが、上下階同時開放はないとされているので、AとBの大きい方でよくなるため、57000m3/hとなります。
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02
2階建て建築物の機械排煙設備における、各部が受け持つ必要最小風量を求める問題です。
各部での必要最小風量の求め方は、
ダクトの排煙風量(㎥/h) = 該当する防煙区画設備(㎡)× 1㎥/min × 60
となります。注意点は、
該当する防円区画設備が3以上あるときは隣り合う2つの合計が大きいものを採用するということ
です。
以上より、ダクトA部は
ダクトの排煙風量(㎥/h) = (300+400)× 1 × 60
= 42000
でこの選択肢は適当となります。
各部での必要最小風量の求め方は、
ダクトの排煙風量(㎥/h) = 該当する防煙区画設備(㎡)× 1㎥/min × 60
となります。注意点は、
該当する防円区画設備が3以上あるときは隣り合う2つの合計が大きいものを採用するということ
です。
以上より、ダクトB部は
ダクトの排煙風量(㎥/h) = (450+500)× 1 × 60
= 57000
でこの選択肢は適当となります。
各部での必要最小風量の求め方は、
ダクトの排煙風量(㎥/h) = 該当する防煙区画設備(㎡)× 1㎥/min × 60
となります。注意点は、
該当する防円区画設備が3以上あるときは隣り合う2つの合計が大きいものを採用するということ
です。
以上より、ダクトC部は
ダクトの排煙風量(㎥/h) = (450+500)× 1 × 60
= 57000
でこの選択肢は適当となります。
排煙機に関しての必要最小風量の求め方は、
排煙機の排煙風量(㎥/h)=最大防炎区画面積(㎡) × 1or2(㎥/min)× 60
※かける数が1か2になるのは受け持ちが1区画なら「1」、
2区画以上なら「2」になります。
以上より、排煙機は
排煙機の排煙風量(㎥/h)=500 × 2 × 60
=60000
で適当でないものはこの設問となります。
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03
適当でないものは「排煙機 : 57,000m3/h」です。
各部が受け持つ必要最小風量は
ダクトの排煙風量[m3/h]=受け持つ防炎区画面積[m2]×1[m3/(min・m2)]×60
排煙機の排煙風量[m3/h]=最大防炎区画面積[m2]×2[m3/(min・m2)]×60
ダクトA部:(300+400)×1×60=42,000m3/h
ダクトB部:(450+500)×1×60=57,000m3/h
ダクトC部:縦ダクト ダクトA部<ダクトB部なのでダクトB部=57,000m3/h
排煙機:500×2×60=60,000m3/h
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