1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問30

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。
  • 瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている。
  • 循環式浴槽設備では、レジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用しない。
  • 中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管は、一般的に、還り管は低い位置で接続し、往き管は高い位置で接続する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは「給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。」です。

選択肢1. 給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。

×

一般的に、大きいものから レストラン > 病院 > 共同住宅 > 事務所 となります。

選択肢2. 瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている。

設問の通りです。

選択肢3. 循環式浴槽設備では、レジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用しない。

レジオネラの最も一般的な感染経路は、細菌で汚染された水しぶき、吐射水、散布霧から産生されるエアゾルを吸い込むことです。

水温20℃~50℃前後の水に混入した時増殖するおそれがあります。

選択肢4. 中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管は、一般的に、還り管は低い位置で接続し、往き管は高い位置で接続する。

設問のとおりです。

参考になった数41

02

ここでは、給湯設備用語や給湯配管について理解が必要です。

選択肢1. 給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。

給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、

レストランが一番大きく、病院、共同住宅、事務所の順になります。

事務所が一番小さくなります。

選択肢2. 瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている。

瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としています。

選択肢3. 循環式浴槽設備では、レジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用しない。

循環式浴槽設備では、レジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用してはなりません。

選択肢4. 中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管は、一般的に、還り管は低い位置で接続し、往き管は高い位置で接続する。

中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管は、一般的に、還り管は低い位置で接続し、往き管は高い位置で接続します。

参考になった数26

03

適当でないものは「給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。」です。

選択肢1. 給湯単位に対する給湯同時使用流量は、一般的に、病院、レストラン、共同住宅、事務所の順に、大きくなる。

適当ではありません。

給湯単位に対する「給湯同時使用流量」について述べていますが、

正しくは、大きさの順は ①レストラン②病院③共同住宅④事務所 となります。

選択肢2. 瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている。

適当です。

瞬間湯沸器の出湯能力について述べており、本文のとおり「水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力(25Lの水を1分間に1℃上昇する能力)を1号」としています。

選択肢3. 循環式浴槽設備では、レジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用しない。

適当です。

循環式浴槽設備とは、目的として温泉水や水道水において使用量を少なくするためで、

浴槽の湯をろ過器を通して循環させて、浴槽内の湯を清浄に保つ構造の浴槽をさし、

本文のとおりレジオネラ症防止対策のため、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯には使用しません。

選択肢4. 中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管は、一般的に、還り管は低い位置で接続し、往き管は高い位置で接続する。

適当です。

中央式給湯設備の貯湯タンクに接続する配管について述べており、本文のとおり還り管は低い位置で接続し、

往き管は高い位置で接続します。

湯は対流して上昇するので往きは上、還りは下と覚えておいてください。 

参考になった数25