1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問39

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

遠心ポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 締切り動力が低く、水量の増大に伴い軸動力は減少する特性がある。
  • 吐出し量は、ポンプの羽根車の直径が変わった場合、羽根車の出口幅が一定であれば、直径の変化の2乗に比例して変化する。
  • 渦巻ポンプの渦巻ケーシングは、スロート部から吐出し口にかけて流速を緩やかに減速して速度エネルギーを圧力エネルギーに変換している。
  • ポンプや送水系に外力が働かないのに、吐出し量と圧力が周期的に変動する現象をサージングという。

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この過去問の解説 (2件)

01

遠心ポンプの問題です。

遠心ポンプとは、遠心力を利用したポンプです。

選択肢1. 締切り動力が低く、水量の増大に伴い軸動力は減少する特性がある。

減少するが誤りで、正しくは増加する特性があります。

締切り動力が低く、水量の増大に伴い軸動力は増加する特性があります。

選択肢2. 吐出し量は、ポンプの羽根車の直径が変わった場合、羽根車の出口幅が一定であれば、直径の変化の2乗に比例して変化する。

吐出し量は、ポンプの羽根車の直径が変わった場合、羽根車の出口幅が一定であれば、直径の変化の2乗に比例して変化します。

選択肢3. 渦巻ポンプの渦巻ケーシングは、スロート部から吐出し口にかけて流速を緩やかに減速して速度エネルギーを圧力エネルギーに変換している。

渦巻ポンプの渦巻ケーシングは、スロート部から吐出し口にかけて流速を緩やかに減速して速度エネルギーを圧力エネルギーに変換しています。

ベルヌーイの定理を利用しています。

選択肢4. ポンプや送水系に外力が働かないのに、吐出し量と圧力が周期的に変動する現象をサージングという。

ポンプや送水系に外力が働かないのに、吐出し量と圧力が周期的に変動する現象をサージングといいます。

まとめ

渦巻ポンプは、遠心ポンプの一種で、渦巻状のケーシングです。

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02

遠心ポンプに関する問題です。

選択肢1. 締切り動力が低く、水量の増大に伴い軸動力は減少する特性がある。

適当ではありません。

遠心ポンプはその名のとおり遠心力を利用するポンプです。締切動力は低いですが、

軸動力は水量の増大に伴い「増大」します。

選択肢2. 吐出し量は、ポンプの羽根車の直径が変わった場合、羽根車の出口幅が一定であれば、直径の変化の2乗に比例して変化する。

適当です。

吐出し量に関して述べています。

本文のとおりポンプの「羽根車の直径の変化の2乗」に「比例」します。(ただし羽根車の出口幅が一定)

選択肢3. 渦巻ポンプの渦巻ケーシングは、スロート部から吐出し口にかけて流速を緩やかに減速して速度エネルギーを圧力エネルギーに変換している。

適当です。

特に、「速度エネルギーを圧力エネルギーに変換している」という部分をおさえておきましょう。

選択肢4. ポンプや送水系に外力が働かないのに、吐出し量と圧力が周期的に変動する現象をサージングという。

適当です。

「サージング」という現象に関して述べられており、本文のとおりの現象です。 

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