1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題B 問50
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題B 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 蒸気配管に圧力配管用炭素鋼鋼管を使用する場合、蒸気還水管は、蒸気給気管に共吊りする。
- 鋼管のねじ接合に転造ねじを使用する場合、転造ねじのねじ部の強度は、鋼管本体の強度とほぼ同程度となる。
- Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しない。
- 冷媒配管の接続完了後は、窒素ガス、炭酸ガス、乾燥空気等を用いて気密試験を行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
適当でないものは「蒸気配管に圧力配管用炭素鋼鋼管を使用する場合、蒸気還水管は、蒸気給気管に共吊りする。」です。
適当ではありません。
本文では、「蒸気還水管は、蒸気給気管に共吊りする」と述べられていますが、
共吊りは認められていません。
適当です。
鋼管のねじ接合に「転造ねじ」を使用する場合について述べられており、
「転造ねじ」とは文字どおり加工対象物を型にはさみ、転がして加工する、金属の可塑性を利用したねじであり、
本文のとおりねじ部の強度は、鋼管本体の強度とほぼ同程度となります。
適当です。
本文のとおりの理由から、Uボルトは配管の「固定支持」には使用しません。
適当です。
本文のとおり、「冷媒配管の接続完了後」に窒素ガス、炭酸ガス、乾燥空気等を用いて気密試験を行います。
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02
工事施工の配管についての問題です。
共吊りは、上部の配管に大きな応力がかかるため施工してはなりません。
鋼管のねじ接合に転造ねじを使用する場合、転造ねじのねじ部の強度は、鋼管本体の強度とほぼ同程度となります。
Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用してはなりません。
冷媒配管の接続完了後は、窒素ガス、炭酸ガス、乾燥空気等を用いて気密試験を行います。
漏れがないかの確認が必要です。
配管の施工上の留意点について知識が必要です。
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