1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題B 問70
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題B 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 建設工事に伴う公衆災害とは、工事関係者及び第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。
- 年千人率は、重大災害発生の頻度を示すもので、労働者1,000人当たりの1年間に発生した死者数である。
- 建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)は、組織的かつ継続的に安全衛生管理を実施するための仕組みである。
- 災害の発生頻度を示す度数率は、延べ実労働時間100万時間当たりの労働災害による死傷者数である。
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この過去問の解説 (3件)
01
安全管理についての問題です。
正しい文章は、「建設工事に伴う公衆災害とは、工事関係者を除く 第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。」となります。
正しい文章は、「年千人率は、重大災害発生の頻度を示すもので、労働者1,000人当たりの1年間に発生した 死傷者数 である。」となります。
建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)は、組織的かつ継続的に安全衛生管理を実施するための仕組みです。
災害の発生頻度を示す度数率は、延べ実労働時間100万時間当たりの労働災害による死傷者数となります。
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02
建設工事における安全管理に関する問題です。
適当ではありません。
建設工事に伴う「公衆災害」とは、第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいい、工事関係者は入りません。
適当ではありません。
「年千年率」とは、重大災害発生の頻度を示すもので、労働者1,000人当たりの1年間に発生した「死傷者数」です。
死者だけではありません。
適当です。
建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)とは、リスクを事前に察知することにより、
潜在的な危険性、有害性に関して組織的かつ体系的に除去・低減するための安全衛生におけるガイドラインです。
適当です。
災害の発生頻度を示す「度数率」について述べており、
「延べ実労働時間100万時間当たり」の労働災害による死傷者数をしめしています。
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03
建設工事における安全管理に関する問題です。
誤
公衆災害とは、工事関係者以外の第3者の生命・身体や財産への危害や迷惑のことです。
工事関係者に対するものは、労働災害です。
公衆災害の定義は、国土交通省による「建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事編)」の第1で上記のように定義されています。
誤
年千人率は、労働者1,000人当たりに対し、1年間に発生した 死者数 ではなく、死傷者数で表します。
災害発生率の指標には、いくつかありますが、年千人率は、それらのうちの1つで、次のように算出します。
年千人率=(1年間の死傷者数/1年間の平均労働者数)×1000
正
COHSMSについては、問題文の通りです。
COHSMSの目的は、建設業の労働災害を減少させ、災害発生の潜在的な危険や有害性を減少させるために、労働災害防止団体法をもとに、建設業労働災害防止協会の元で、作られました。
正
度数率は、問題文の通りです。
調査対象期間中に発生した労働災害から、死傷者数をもとに、同じ期間中に危険に会う可能性のあった全労働者の延べ実時間数から、次の計算で度数率を表します。
度数率=(死傷者数/延べ労働時間数)×1,000,000
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