1級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)
問34 (問題A 問34)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年) 問34(問題A 問34) (訂正依頼・報告はこちら)

スプリンクラー設備の種類と概要に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知又は手動によりポンプが作動し消火するものである。
  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し、管内空気の圧力低下を感知することでポンプが作動し消火するものである。
  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁が開放し、管内空気の圧力低下の感知によりポンプが作動するとともに、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し消火するものである。
  • 開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、火災報知器の感知によりポンプが作動するか、手動により一斉開放弁を開いて消火するものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

スプリンクラー設備の種類と概要に関する問題です。

選択肢1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知又は手動によりポンプが作動し消火するものである。

湿式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知又は手動によりポンプが作動し消火するものではありません

 

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、火災が発生するとその熱で、スプリンクラーヘッドが溶融して開栓すると同時に、自動的に放水し管内圧力の変動で、警報弁やポンプを作動させます

選択肢2. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し、管内空気の圧力低下を感知することでポンプが作動し消火するものである。

問題文通りです

 

乾式スプリンクラー設備は、消火主管以外は空気で満たされているため、凍結の心配がなく、寒冷地で使用されます。

選択肢3. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁が開放し、管内空気の圧力低下の感知によりポンプが作動するとともに、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し消火するものである。

問題文通りです

選択肢4. 開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、火災報知器の感知によりポンプが作動するか、手動により一斉開放弁を開いて消火するものである。

問題文通りです

 

消火配管に開放型スプリンクラーヘッドを付け、空気で配管内を満たしておき、火災発生時には、火災感知器と連動する自動式か手動式により開放弁を開き、消火を行います。

開放弁が開くと、消火配管内に送水して、区画部分ごとのヘッドか全部のヘッドから注水します。

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02

スプリンクラー設備に関する問題です。

選択肢1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知又は手動によりポンプが作動し消火するものである。

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱によって開栓し、作動します。

よって、この記述は誤りです。

選択肢2. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し、管内空気の圧力低下を感知することでポンプが作動し消火するものである。

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し、管内空気の圧力低下を感知することでポンプが作動し消火するものです。

選択肢3. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁が開放し、管内空気の圧力低下の感知によりポンプが作動するとともに、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し消火するものである。

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁が開放し、管内空気の圧力低下の感知によりポンプが作動するとともに、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し消火するものです。

選択肢4. 開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、火災報知器の感知によりポンプが作動するか、手動により一斉開放弁を開いて消火するものである。

開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、火災報知器の感知によりポンプが作動するか、手動により一斉開放弁を開いて消火するものです。

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03

スプリンクラー設備の種類と概要に関する問題です。

開放型と閉鎖型、湿式と乾式の違いを覚えましょう。

選択肢1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知又は手動によりポンプが作動し消火するものである。

誤りです。閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた湿式スプリンクラー設備は、報知器の感知や手動ではなく、スプリンクラーヘッド自体が熱によって自動的に開き散水します。

 

選択肢2. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し、管内空気の圧力低下を感知することでポンプが作動し消火するものである。

正しい記述です。

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた乾式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッド自体が熱によって自動的に開き、管内空気の圧力低下を感知してポンプが作動し、散水します。

湿式と違い、管内は空気で満たされており、凍結のおそれがある箇所で使用されます。

選択肢3. 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁が開放し、管内空気の圧力低下の感知によりポンプが作動するとともに、スプリンクラーヘッドが熱により開栓し消火するものである。

正しい記述です。

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いた予作動式スプリンクラー設備は、火災報知器の感知により予作動弁を開放し、スプリンクラーヘッドが熱によって自動的に開くことで、ポンプが作動し、散水します。

二つの条件を満たすときに散水することで、誤作動リスクが低いです。

選択肢4. 開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、火災報知器の感知によりポンプが作動するか、手動により一斉開放弁を開いて消火するものである。

正しい記述です。

開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備は、常に開いた状態にあり、火災報知器の感知または手動で一斉開放弁を開くことで散水します。

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