1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問37

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

FRP製浄化槽の設置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 本体の設置は、本体の損傷防止や水平の調整のため、砂利事業の後に山砂を適度な厚さに敷き均し据え付ける。
  • 埋戻しは、本体を安定させ、据付け位置からずれたり、水平が損なわれることを防止するため、水を張った状態で行う。
  • 上部スラブコンクリートは、雨水が槽内に浸入することを防ぐため、マンホールや点検口を頂点として水勾配を付ける。
  • 浄化槽工事を行う際には、浄化槽設備士が自ら浄化槽工事を行う場合を除き、浄化槽設備士に実地に監督させて行わなければならない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

FRP製浄化槽の設置に関する問題です。

選択肢1. 本体の設置は、本体の損傷防止や水平の調整のため、砂利事業の後に山砂を適度な厚さに敷き均し据え付ける。

砂利事業の後に山砂を適度な厚さに敷きの適度な厚さではなく、きちんと計算した厚さとします

 

本体設置のための基礎工事は次のように行います。

切削深さの決め方は、地表面から本体底部まで、基礎コンクリートを10cm以上、捨てコン5cm以上、砂利地厚さ10cmを加えた寸法とします。

最後に、深く掘り過ぎて埋め戻すと、後で不等沈下があるかもしれないので、砂利事業やコンクリート地業で調整します

選択肢2. 埋戻しは、本体を安定させ、据付け位置からずれたり、水平が損なわれることを防止するため、水を張った状態で行う。

問題文通りです

 

埋め戻しの土は良質なものを使い、本体内部に土砂が入らないように開口部を覆い、蓋をした後に埋め戻します。

埋め戻しの方法は、問題文通りです。

選択肢3. 上部スラブコンクリートは、雨水が槽内に浸入することを防ぐため、マンホールや点検口を頂点として水勾配を付ける。

問題文通りです

 

マンホールの点検口の蓋は、グランドレベルより2.5cm高くして、そこを頂点に勾配を設けます。

マンホールなどの開口部周囲には、補強筋で補強します。

選択肢4. 浄化槽工事を行う際には、浄化槽設備士が自ら浄化槽工事を行う場合を除き、浄化槽設備士に実地に監督させて行わなければならない。

問題文通りです

 

「浄化槽法第29条(浄化槽設備士の設置等)」第1項第3号に、浄化槽設備士の役割についいて規定されています。問題文と、ほぼ同様です。

参考になった数1

02

FRP製浄化槽の設置に関する問題です。

選択肢1. 本体の設置は、本体の損傷防止や水平の調整のため、砂利事業の後に山砂を適度な厚さに敷き均し据え付ける。

FRP製浄化槽の設置にあたっては、砂利またはコンクリートを用いて行うため、この記述は誤りです。

選択肢2. 埋戻しは、本体を安定させ、据付け位置からずれたり、水平が損なわれることを防止するため、水を張った状態で行う。

埋戻しは、本体を安定させ、据付け位置からずれたり、水平が損なわれることを防止するため、水を張った状態で行います。

選択肢3. 上部スラブコンクリートは、雨水が槽内に浸入することを防ぐため、マンホールや点検口を頂点として水勾配を付ける。

上部スラブコンクリートは、雨水が槽内に浸入することを防ぐため、マンホールや点検口を頂点として水勾配を付けます。

選択肢4. 浄化槽工事を行う際には、浄化槽設備士が自ら浄化槽工事を行う場合を除き、浄化槽設備士に実地に監督させて行わなければならない。

浄化槽工事を行う際には、浄化槽設備士が自ら浄化槽工事を行う場合を除き、浄化槽設備士に実地に監督させて行わなければなりません。

参考になった数1