1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問41
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
配管材料に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の継手を含めた配管系の流体の温度は、40℃以下が適当である。
- 配管用炭素鋼鋼管の最高使用圧力は、1.0MPa程度である。
- 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管を圧力変動が大きい系統に使用する場合、その接合にはねじ込み式排水管継手を使用する。
- 排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP−VU)は、屋外排水用の塩化ビニル管であり、重車両の荷重が加わらない場所での無圧排水用である。
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この過去問の解説 (2件)
01
配管材料に関する問題です。
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の継手を含めた配管系の流体の温度は、40℃以下が適当です。
配管用炭素鋼鋼管の最高使用圧力は、1.0MPa程度が目安となります。
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は薄肉のためねじ加工ができません。
そのため、ねじ込み式配水管継手は使用できません。
排水鋼管用可とう継手等を用いるため、この記述は誤りです。
排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP−VU)は、屋外排水用の塩化ビニル管であり、重車両の荷重が加わらない場所での無圧排水用です。
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02
配管および配管材料に関する問題です。
正
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管についての温度は、問題文通りです。
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、外部からの衝撃、内圧に対する鋼管と同じ強度があり、今日雨水や40℃以下の冷温水に使用され、耐食性は塩化ビニル管と同等です。
塩化ビニル管の欠点としての高温へ弱さがあり、連続可能な流体温度は、継手も含め、40℃以下です。
正
問題文通りです。
配管用炭素鋼鋼管は、亜鉛めっきした白管と亜鉛めっきしていない黒管に分かれ、使用圧力がそれほど高くない蒸気、水、ガスなどに使用されます。
水圧試験特性は、2.5MPaの水圧に耐えますが、最高使用圧力は、1.0 MPaです。
誤
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、ねじ接続ができず、MD継手を用います。
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、配管用炭素鋼鋼管の黒管に相当する薄肉鋼管で、内面に硬質塩化ビニルをライニングしたものです。
重量が軽く容易に取り扱えますが、ねじ接続ができず、MD継手などで接続します。
正
問題文通りです。
排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP-VU)は、使用済みの塩ビ管や継手をリサイクルした屋外排水用塩ビ管で、排水用リサイクル硬質塩化ビニル管(AS58)に沿った配管で、重車両荷重が加わらない場所で使用される無圧排水用配管です。
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