1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問42

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 低圧ダクトは、常用圧力において、正圧、負圧ともに800Pa以内で使用する。
  • 排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とする。
  • 風量調節ダンパーの風量調節性能は、平行翼形ダンパーよりも対向翼形ダンパーの方が優れている。
  • 誘引作用の大きい吹出口は、吹出し温度差を大きくとることができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

ダクト及びダクト附属品に関する問題です。

選択肢1. 低圧ダクトは、常用圧力において、正圧、負圧ともに800Pa以内で使用する。

正圧、負圧ともに800Pa以内で使用するは誤りで、+500Pa以下、-500Pa以内で使用するです

 

低圧ダクトは、通常の運転時での内圧が、+500Pa以下、あるいは-500Pa以内の範囲のダクトです。

選択肢2. 排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とする。

問題文の通りです

 

防火ダンパーは、温度ヒューズ形や煙や熱を検知して連動するダンパーがあります。

温度ヒューズ形ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般ダクトでは72℃、排煙ダクトでは280℃、厨房排気ダクトでは120℃の設定です。

選択肢3. 風量調節ダンパーの風量調節性能は、平行翼形ダンパーよりも対向翼形ダンパーの方が優れている。

問題文の通りです

 

風量調節ダンパーには、多翼ダンパーや短翼ダンパーがあります。

多翼ダンパーには、2枚以上の羽根があり平行状態で羽根が開閉する平衡翼ダンパーと、羽根が観音開きに動く対向翼ダンパーがあり、風量調整性能は、対向翼ダンパーの方が、平衡翼ダンパーより優れています

選択肢4. 誘引作用の大きい吹出口は、吹出し温度差を大きくとることができる。

問題文の通りです

 

吹出し口から吹き出した空気を一次空気、一次空気が室内空気を誘引・混合しながら拡散して速度が減速し、誘引された室内空気を二次空気と言います。

一次空気と二次空気の量の和を、一次空気で割った値を誘引比と言い、誘引比が大きいほど拡散が十分に行われ、室内の温度分布が良くなり、吹出し温度差が大きくとれることになります。

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02

ダクト及びダクト附属品に関する問題です。

選択肢1. 低圧ダクトは、常用圧力において、正圧、負圧ともに800Pa以内で使用する。

低圧ダクトは、常用圧力において、正圧、負圧ともに500Pa以内で使用します。

よって、この記述は誤りです。

選択肢2. 排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とする。

排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とします。

選択肢3. 風量調節ダンパーの風量調節性能は、平行翼形ダンパーよりも対向翼形ダンパーの方が優れている。

風量調節ダンパーの風量調節性能は、平行翼形ダンパーよりも対向翼形ダンパーの方が優れています。

選択肢4. 誘引作用の大きい吹出口は、吹出し温度差を大きくとることができる。

誘引作用の大きい吹出口は、吹出し温度差を大きくとることができます。

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