1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問19 (問題A 問19)
問題文
空気調和設備における自動制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問19(問題A 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
空気調和設備における自動制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 外気取入れダンパーは、空気調和機の運転開始時に一定時間を閉とする。
- CO2濃度制御は、CO2濃度センサーと外気ダンパーにより外気導入量を制御し、室内のCO2濃度を設定した値にする。
- 冷却塔の送風機は、外気温度により二位置制御とする。
- 冷凍機の台数制御は、運転時間や運転回数が均等となるようにローテーションを行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
空気調和設備における自動制御に関する問題です。
正
室内空調の立ち上がりを早くするために、空調機起動後の一定時間、外気取り入れダンパーを閉止状態とします。
タイマーが設定してあって、一定時間後に、外気取り入れダンパーは自動制御運転になります。
正
CO2濃度制御は、CO2検出器からCO2濃度信号を調節計に入力し、調節計からのダンパーと比例制御を行って、室内のCO2濃度を制御します。
誤
外気温度により二位置制御は誤りです。
冷却塔の冷却水温度制御では、冷却塔の冷却水出口の温度調節計で、冷却塔送風機を二位置制御(N/OFF制御)を行います。
また、冷却水戻りラインとバイパスラインを三方弁で制御し、冷凍機入口温度を一定に制御します。
正
冷凍機の台数制御は、負荷流量から冷凍機の台数制御を行います。
冷凍機の運転時間や運転回数を均等にするように、冷凍機の運転時間を計測し、ローテーションを行います。
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02
空気調和設備における自動制御に関する問題です。
◯
文章の通りです。
空気調和機の起動後、一定時間閉とし
その後開とする遅延制御なども併用することもあります。
◯
文章の通りです。
室内のCO²濃度が設定値になるように
還気ダクト内のCO²濃度センサーにより
外気ダンパーの開度を制御します。
☓
冷却塔の送風機は
出口配管の温度検出器により冷却水温度を検出し
冷却塔の送風機を制御します。
よって外気温度による制御は誤りです。
◯
文章の通りです。
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03
各種空気調和設備機器における自動制御に関する問題です。
その通りです。
運転開始とともに、外気の取入れを行うと熱負荷が高くなり、
室内空調がなかなか効かないことになってしまいます。
そのため、外気取り入れダンパーは遅延タイマーを入れ、
一定時間後から開となるように設定します。
その通りです。
室内や駐車場では人の呼吸や車の排気などでCO2濃度があがっていく状況となっています。
そのため、一定時間での換気が必要となりますが、
CO2濃度センサーを取り付けることで、
既定の値以下になった場合、センサーが反応し、外気を取り入れる制御です。
誤りです。
冷却塔の送風機は、冷却塔の二次側の冷却水の温度をサーモによって検出し、
その数値からの二位置制御とします。
その通りです。
冷凍機だけに限らず、台数制御では
運転時間や運転回数をカウントし、
均等になるようにローテーションを組む制御が必要です。
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