1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問28
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 水道直結増圧ポンプの給水量は、瞬時最大予想給水量以上とする。
- 受水タンクの有効容量は、一般的に、1日使用水量の半分程度とする。
- 高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、時間平均給水量とする。
- 水道直結増圧ポンプの揚程には、配水管内の最低動水圧も関係する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
給水設備に関する基礎的な問題になりますので、素直に問題を解いてみてください。
設問の通りです。
水道直結増圧ポンプの給水量は、瞬時最大予想給水量以上とします。
給水量が不足しないようにするためです。
設問の通りです。
受水タンクの有効容量は、一般的に、1日使用水量の半分程度とします。
あまりに大きすぎると残留塩素濃度が低くなる懸念があるためです。
設問は誤りです。
高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、時間最大給水量とします。
設問の通りです。
水道直結増圧ポンプの揚程には、配水管内の最低動水圧も関係します。
まずはポンプの給水量は最大値、受水タンクの容量は1日の使用量の約半分ということをおさえておきましょう。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
02
給水設備のポンプ容量、タンク容量などに関する問題です。
正
問題文の通りです。
給水量は、ポンプ設置の建物の使用水量変動を的確に把握することは必要です。
正
水源が水道であれば、配水管の圧力変動で給水能力が変わりますが、一般的には、問題文のように有効容量を求めます。
ただし、水道事業者によって独自の規定があり、受水タンクの有効容量は、その規定に従います。
誤
高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、時間平均給水量ではなく、時間最大予想給水量で決定します。
揚水ポンプの揚水量は、次の式で表されます。
QP = Qm /60
QP [L/min]:揚水ポンプの揚水量、Qm [L/h]:時間最大予想給水量
正
問題文の通りです。
ポンプの揚程は次式で求めます。
H=K×(H1+H2+H3-H4)
H:ポンプの揚程、K余裕係数(1.1~1.2)、H1:配水管から最大圧力時の水栓までの実高
H2:配水管から最大圧力時の水栓までの弁や継手などの損失水頭
H3:最大圧力時の水栓などに必要な圧力に相当する水の高さ
H4:配水管の最低動水圧に相当する水の高さ
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問27)へ
令和5年度(2023年)問題一覧
次の問題(問29)へ