1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問32

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 通気管どうしを接続する場合は、その階における最高位の器具のあふれ縁より150mm以上立ち上げて接続する。
  • ループ通気管の管径は、その排水横枝管と通気立て管の管径のうち、いずれか小さい方の1/2以上とする。
  • 通気管末端の開口部は、戸や窓その他開口部の上端より400mm以上立ち上げていれば、水平方向の離隔制限はない。
  • 器具排水口からトラップウェアまでの垂直距離は600mm以下とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

排水・通気設備に関する問題です。

選択肢1. 通気管どうしを接続する場合は、その階における最高位の器具のあふれ縁より150mm以上立ち上げて接続する。

問題文の通りです。

例として、便器の排水横枝管から通気管を立上げ、その通気管をループ通気配管と接続するときは、いくつかの便器の中で最も高いあふれ縁の位置から、150mm以上高い点が、接続点の高さになります。

選択肢2. ループ通気管の管径は、その排水横枝管と通気立て管の管径のうち、いずれか小さい方の1/2以上とする。

問題文の通りです。

通気管の管径を決めるには、器具排水負荷単位法と定常流量方があります。

問題文の決め方は、器具排水負荷単位法で、いくつかある決定法のうちの1つです。

また決定法のうち、通気管の管径と長さの表で、条件の数値に基づき一様に決められます。

選択肢3. 通気管末端の開口部は、戸や窓その他開口部の上端より400mm以上立ち上げていれば、水平方向の離隔制限はない。

通気管末端の開口部は、窓などの開口部の上端より400mmではなく600mm以上立ち上げます

また、水平方向の離隔制限として600mm立ち上げられない場合は、開口部の頂部より 3m以上離すことが必要です。

選択肢4. 器具排水口からトラップウェアまでの垂直距離は600mm以下とする。

問題文の通りではなく、600mmを超えてはならないと規定されています。600mm以下では600mmが許容されるため、妥当ではありません。

なお、自己サイホン作用を防止するためです。

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