1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問33

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 排水槽に設置する排水用水中モーターポンプは、一般的に、排水槽の有効貯水量を10〜20分で排出する能力とする。
  • 排水用水中モーターポンプは、汚水用、雑排水用及び汚物用に区分され、汚水用は固形物をほとんど含まない水を排水するポンプである。
  • 排水ポンプは、一般的に、水中モーターポンプとし、2台一組で設置する。
  • 汚水排水ますの底部には、インバートを設けて、上流側管底と下流側管底の段差がないようにフラットに仕上げる。

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この過去問の解説 (1件)

01

排水ポンプや排水ますなどの排水設備に関する問題です。

選択肢1. 排水槽に設置する排水用水中モーターポンプは、一般的に、排水槽の有効貯水量を10〜20分で排出する能力とする。

排水用水中モーターポンプは、排水ポンプ容量の10分~20分間分の条件とします。

排水ポンプ容量の10分間分は、10分で排水層の貯水量を排出するという意味になりますので、問題文通りの能力となります。

選択肢2. 排水用水中モーターポンプは、汚水用、雑排水用及び汚物用に区分され、汚水用は固形物をほとんど含まない水を排水するポンプである。

問題文通りです。

なお、汚物用水中ポンプは、固形物を含んだ水を排水するという前提で、雑排水用水中ポンプは、小さな固形物が混ざっている水を排水するという前提で、ポンプの仕様を決めます。

選択肢3. 排水ポンプは、一般的に、水中モーターポンプとし、2台一組で設置する。

排水ポンプは予備ポンプを備え、平常時は2台を交代で運転し、非常時は2台同時に運転できるように設置します。

なお、排水ポンプは、汚水用、雑排水用及び汚物用に区分され、いずれも水中ポンプを使用します。

選択肢4. 汚水排水ますの底部には、インバートを設けて、上流側管底と下流側管底の段差がないようにフラットに仕上げる。

汚水ますは、上流側管底と下流側管底を段差がないようにフラットには仕上げません

 

汚水ますには、ますの中に固形物や排水が滞留しないように、ますの底部にインバートを設けます。汚水ますの上流側管底と下流側管底の間は、約20mmの落差を設け半円状のインバートを滑らかになるよう接続します。

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