1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問34
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
消火設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 屋内消火栓設備は、現場に到着した公設消防隊が使用するために設置されるもので、加圧した水をノズルから消火対象物に噴射させて、冷却効果を利用して消火するものである。
- スプリンクラー消火設備は、火災を初期段階で自動的に消火する設備であり、水を消火剤とし、冷却効果を利用して消火するものである。
- 泡消火設備は、水と泡原液を混合させて作る泡水溶液を放出し、燃焼物を厚い泡で覆うことで空気を遮断し、窒息と冷却の効果を利用して消火するものである。
- 不活性ガス消火設備には、イナートガス消火設備と二酸化炭素消火設備があり、不活性ガスを空気中に放出して酸素の容積比を低下させ窒息効果を利用して消火するものである。
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この過去問の解説 (1件)
01
消火設備に関する問題です。
誤
屋内消火栓設備は、現場に到着した公設消防隊が使用するためではなく、居住者が行うように設置されています。
屋内消火栓設備は、水源・消火ポンプ・配管・屋内消火栓で構成され、火災を初期段階で消化することを目的としています。
操作は居住者のような一般の人が操作し、加圧した水をノズルから消火対象物に噴射させて、冷却効果を利用して消火します。
屋内消火栓には、1号消火栓、易操作性1号消火栓、2号消火栓があり、1号は2人で操作を行うような設備で、易操作性1号と2号は1人で操作できるようにしています。
(消防法で設備に関し詳しく規定されています。)
正
スプリンクラー消火設備は、問題文の通りです。
スプリンクラーを設置する場所は、消防法で定められています。
正
泡消火設備は、燃焼物を厚い泡の層で覆い、空気を遮断して窒息と冷却の効果によってさせるもので、拡大の恐れのある火災の鎮火に効果を発揮します。
消火に寄与する泡は、微細な泡の薄い膜でできた集合体で、水を分散させて含むため、冷却の性質を持ちます。
同時に、可燃物のガスと外気との接触しないように被膜を作り、窒息消火させます。
正
不活性ガス消火設備については、問題文の通りです。
イナートガスには、窒素、IG-55(窒素:アルゴン=50:50)、
IG-541(窒素:アルゴ:二酸化炭素=52:40:8) があります。
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