1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問31
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 建物・敷地内では、汚水と雑排水を同一排水系統とすることを合流式というが、公共下水道では、汚水及び雑排水と雨水を同一排水系統とすることを合流式という。
- 器具排水負荷単位は、洗面器の最大排水流量28.5L/minを基準単位1としている。
- 排水時に排水管内に圧力変動が生じ、主に負圧変動によって、トラップの封水が排水管側に吸い込まれてしまう現象を自己サイホン作用という。
- 排水・通気用耐火二層管は、硬質ポリ塩化ビニル管に繊維モルタルで被覆したものである。
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この過去問の解説 (1件)
01
排水・通気設備に関する問題です。
正
建地内排水系統は、(汚水+雑排水)は統合し、(雨水)は別系統で処理します。
公共下水道では、(汚水+雑排水+雨水)を統合処理します。
正
器具排水負荷単位は、器具の最大排水時流量から、器具排水単位流量を求めます。
洗面器の器具排水単位流量(28.5L/min)を1排水単位の基準として、各器具の器具排水負荷単位を決定します。
誤
自己サイホン作用とは、器具からの排水で、トラップ以降の排水管が、トラップ内にある封水を吸収し、トラップ機能を失うことで、圧力変動で起こるわけではありません。
自己サイホン作用が起こるのは、器具の排水管が満水状態で流れるときです。
正
排水・通気用耐火二層管は、硬質ポリ塩化ビニル管の外側に、耐火被覆を施した配管で、耐火被覆には、繊維モルタルが多く使われます。
排水・通気用耐火二層管は、防火区画管部や屋内建築設備に使用されます。例として、汚水排水管、通気管、雨水排水管、ドレン管などです。
排水・通気用耐火二層管の施工に当たっては、建築基準法や消防法で施工法が規定されています。
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